オックスフォード通信(206)The British Museum

大英博物館に満を持して行ってきました

満を持してというのはいつか行こうと思いつつそのタイミングを計っていたのですが、在英も半年を過ぎ観光シーズンも済んだころを見計らって日曜日の午後に訪れました。

地下鉄 Tottenham Court Road で降りて(とてもきれいな駅でした)徒歩10分くらいで到着。反対側に随分と長い行列をにみつけました。聞かずもがな大英博物館への長い行列でした。雨が降っていたので、Queue も嫌だなあ帰ろうかと一瞬思いましたが、その行列はグングン進みます。何と10分ほどで荷物チェックのところへ。チェックといいながら顔を見るだけでパス(どうも日本人はパスのようです)。

さて、学生時代に一度旅行で来たきりなので実に36年ぶりの再訪ですが、広くて見きれないことだけは覚えていたので、ロゼッタ・ストーンだけは見ようときめていました。流石、エジプトやギリシアから略奪してきたことに良心の恥じらいを感じているのか入館料がFreeというのは有り難いです。

昔はもっと暗い感じだったのにと思うほど、会場は明るく広々とした感じに作り替えてありました。お目当てのロゼッタ・ストーンは(どこですか?と聞かれるのが嫌なのか)1F (Ground Floor)の分かりやすいところにありました。

昔はそのままおいてあったような記憶なのですが、現在はガラスケースにビシッと収まっています。そこに黒山の人だかり(本当)。かき分けながら前へ進むと目の前にロゼッタ・ストーンが。

このストーンは何か謎めいた威厳のようなものを感じさせますが、それ以上にこの暗号のような(暗号です)象形文字をフランスの言語学者 Champollion がよく解読したな、とその情熱と才能に感服しました。紀元前3000年前のものですから実に今から5000年前のものが残っている、しかもその時代に人間が言葉を記録していたということは重要な事実だと思います。

もうこれだけで本当に十分だったのですが、エジプト、シリア、バビロニアと見て回りました。興味深いのは石に彫られていたのはほぼ男性でしかも戦士の姿。弓矢や剣を突き刺すすがたです。それは勇ましいのでしょうが、その時代にはそのようなことの繰り返しだったのかと思うと、現在の文化的で平和な世界はそのような殺戮の時代の基礎の上に成り立っているのかもしれません。

一方、ギリシアのパルテノンの彫刻になると人間の肉体美や優雅さが描かれるようになってきます。高校時代に嶋本先生に世界史で教えて頂いた通りの特徴です。

大英博物館は過去の世界を垣間見ながら未来を見つめるいい場所なのかもしれません。

PS. お腹がすいたので何かたべるものを、と思っていた、何とお好み焼き屋さんが。つい入ってしましました(あべの、というお店でした)。山芋の入ったまさに日本と同じような味でうれしくなりました(ただ、二人でビールを入れて約6000円は少し高いと思います)。ロンドンには他にもお好み焼き屋もあるようで日本食のお店はかなり多いとのこと。ただ一時に比べるとロンドンに住んでいる日本人はかなり減っているとお店の方はおっしゃっておられました。

(2018.10.19)

★今回の教訓:大英博物館の土産物売り場は大行列。入り口付近の土産物売り場がおすすめ。売っているものは同じだけれど行列はゼロ。他の売り場で見付からなかったロゼッタ・ストーンのトランプと、TAのKさんおすすめのロゼッタ・ストーンのUSBを購入。
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