オックスフォード通信(135)第一次世界大戦終結から100周年

今年は第一次世界大戦(1914-1918)が終結してから100周年にあたります

BBCをはじめThe GuardienやThe Time などのメディアでも時々取り上げられています。またオックスフォードのどのカレッジにも第一次及び第二次世界大戦で犠牲になった学生の名簿が壁に刻まれています。

以前、カナダでも感じたことですが(カナダは第一次世界大戦には不参加)、だから戦争は良くないとかなぜ戦争を避けることができなかったのだろうという議論にはなぜならないのだろうと思います。

論調は淡々と戦争について振り返る、そしてこれだけの犠牲があった、という戦争の悲惨さについては確かに触れるものの、戦争を境にしてイギリスのマインドセットが変わったということはないように思います(日本は少なくともマインドセットを変えようとした)。

もちろん、イギリスからすると確かにナチスドイツに対する正当防衛という説は成り立つとおもいますが、逆に侵略戦争はアヘン戦争をはじめ散々世界の各地に繰り広げてきたわけです。いいかたが難しいですが、戦争自体に対する論考が薄いように思います。

これは戦勝国の立場でものを考えているからそうなるのかと疑う気持ちになります。戦争に勝ったから勝った国のしたことは正当化されるとでもいうのでしょうか。戦争は負けた国に責任が全てあるわけでもなく、戦争に参加してしまった又は戦争に国民を駆り立ててしまった国に責任があるのだと思います。

「なぜ戦争は起きるのか?」ということについてイギリスから考えるのは案外いいかもしれません。決してヒットラーがいたから「だけ」でも日本に「帝国主義」があったから「だけ」でもないと思います。

(2018.8.9)

★今回の教訓:長崎の日に思う
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