オックスフォード通信(80)ワーズワースの世界

湖水地方第二弾。今回は桂冠詩人として(つまり女王に認められた詩人)名高いWilliam Wordworth の足跡を辿りました。

名前くらいしか知らなかったのですが、湖水地方、特に Grasmere湖の周辺にある彼が主だった詩を書いた家のGuided Tourに参加したり隣接する資料館を見る中で詩というよりもどのようなバックグラウンドで彼が詩を書いていたのか、彼にとって詩とはどのような意味があったのか少しわかったような気になりました。

1770年の生まれということですので日本でいうと江戸時代中期から末期まで(1850年没)生きた詩人ですが、イギリスは産業革命がイギリスで同時に進行していても彼が水仙 (The Daffodils)に読んだ湖水地方は今日までその風景を変えていないのでしょう。

自然と一体となった中で湖畔で発見したことを家に立ち戻って詩に表したとのことです。ワーズワースにインスピレーションを与えるものが自然の中にあったのですね。もちろん、Biatrixと同様、誰もが同じ風景を見ていても彼だけに自然がその秘密をそっと解き明かすカギを渡したのでしょう。

Daffodils

I wander’d lonely as a cloud
 That floats on high o’er vales and hills,
 When all at once I saw a crowd,
 A host of golden daffodils,
Beside the lake, beneath the trees
Fluttering and dancing in the breeze.

Continuous as the stars that shine
And twinkle on the milky way,
 They stretch’d in never-ending line

Along the margin of a bay:
 Ten thousand saw I at a glance
Tossing their heads in sprightly dance.

The waves beside them danced, but they
 out-did the sparkling waves in glee: 
A poet could not but be gay
In such a jocund company!
I gazed – and gazed – but little thought
 What wealth the show to me had brought.

For oft, when on my couch I lie
In vacant or in pensive mood,
They flash upon that inward eye
Which is the bliss of solitude;
 And then my heart with pleasure fills
 And dances with the daffodils.
(from http://www.bbc.co.uk/poetryseason/poems/daffodils.shtml)

一方で、ワーズワーズが通っていた Hawkshead にあるGrammar School (中学校)も内部を見学することができました。当時は8才から16才までの男子のみが通っており卒業後はケンブリッジやオックスフォードに進学していたようです。驚くのは8才からビールやタバコが許されていたり、ナイフで机に名前を彫ったりする事が容認されていた事です。ワーズワーズ の直筆の自分の名前の見事彫りも残されていました。残しているのもすごいですが、今の中学校なら親が呼び出されるくらいの問題行動だったでしょうね。彼の詩からは想像できない荒々しい少年時代があったという事ですね。

私は英語学習の個人差の研究をしていますが、昨日のBeatrix PotterにしてもWordsworthにしても彼らは天才なのかもしれませんが、淡々と一つのことを観察したり考え続けたからこそ、自然(神)はそっと何かを語りかけたのでしょうね。

(2018.6.15)

★今回の教訓:じっと同じことを追求することは重要だ。
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