オックスフォード通信(54)人のつながり・Peter Rabbit

オックスフォード大に客員研究員として滞在中の日本人研究者のK先生のお家にお邪魔させて頂きました。

日頃、ゼミのみなさんには connecting the dots つながりの大切さをお話してきましたが昨日はそれを絵に描いたようでした。

オックスフォードは懐が深くて私だけでなく一緒に来ている妻も充実した滞在ができるよう New Comers’ Club(日本語に訳すと新参者の会?)を毎週1回開催しています。昨日は奥さんつながりで九州の大学のK先生の奥様Fさんがおいでになり一緒にロイヤルウエディングを。その後、東京の大学のK先生の奥様のEさんつながりでお宅にお邪魔することに。

お花でも買って持っていこうをスーパーに行く途中でバッタリお会いして(買い物とおっしゃっておられましたがお迎えに来て頂いたのかもしれません)そのまま先生のお車でごご自宅まで。ちょっとお茶でも飲みに来て、とおっしゃって頂いたのですが、ワイン2本、ビールと勧めて頂くままに気がついたら午後8時でした(でもまだ明るい)。

K先生はピーターラビットの研究をしておられるとのことで、これはビアトリクス・ポター(Beatrix Potter) についての本を読めというお告げかと思った次第です。ピーターラビットは実は昨年原画展が全国で開催されたので見たことのある人も多いとおもうのですが、文学や文化にそれほど(いや全然)興味のない私がそのような展覧会に行くわけがありません。ですが行ったのです。ちょうど2017年1月末に同志社女子大学の入学試験(全国で同時開催されています、本年は私は広島、金沢に行って参りました。まだまだ若手と思われているのでしょうね)が東北学院大学仙台キャンパスで開催され、私は試験監督のために4泊5日で業務遂行のために行かせて頂きました。そして何と試験会場の1Fでたまたま、本当にたまたまそのピーターラビット展が開催されていたのです。といっても入試業務と展覧会の開催時間はほぼ同じ9時~5時で見ることもないだろう(本当はあまり興味がなかった)と思っていたのですが、3日目のお昼にふと足をのばしてみたのです(といっても2Fから1Fへ)。正直ビックリしました。あれほど精巧に絵が描かれているとは。原画の力なのでしょうか。ポターの意思が伝わってくる気がしました(その他、ピーターのお父さんがパイにされてしまったというのにももちろんビックリ)。その展覧会の監修をしたのが昨日お会いしたK先生だったとのことです。人生、本当に connecting the dots ですね。

その時には将来何か自分に大切な関係性が出てくるとか、何かの役に立つとかは本当にわからないものです。でもなにか前向きに足を踏み出すとか大げさでなくても、ちょっと何かしてみることはどこかでつながってくるのですね。

オックスフォード滞在もほぼ2ヶ月。ゆったりと直感を信じながらいろいろなことに首を突っ込んでみたいと思います。このブログもあっという間に50回を越えましたが、絶対365回書くぞとか意義込むことなく、できる範囲で続けていきたいと思っております。

Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life. (Steve Jobs, 2005)

6月には湖水地方に一緒に行くようお誘いも頂きました。このような形で新しい道が開けるのかもしれないと思っています。

(2018.5.20)

★今回の教訓:いろいろと手を伸ばすことは大切。今の自分に関係のあることだけをしていては未来につながらないかもしれない。その判断に大切なのは直感と好奇心。そしてその直感を養う教養(大学生ならいろいろな授業を受講すること、卒業生なら本を読んだり映画に行ってみたり)を大切にしたい。ちょっと面白そうと覆う心を養いたい。
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