オックスフォード通信(45)カレッジ・ディナー

オックスフォードでは学部とカレッジの両方に所属することが通常となっています。

今回私は教育学部の所属ですが、残念ながらどこのカレッジにも所属していません。カレッジは通常、宿泊施設(accommodation)が併設してあり、学生(学部生、大学院生)はそこに住みながらカレッジの授業や学部の授業に参加することになっています。

昨日はオックスフォードにお招き頂き共同研究を行っているR先生が所属するLカレッジのディナーに夫婦で招待して頂きました。それほどフォーマルでもないのでということで、このような場面を想定して持ってきたスーツにタイなしで参加させて頂きました。

午後7時過ぎにカレッジの入り口で待ち合わせ、中のレセプションへ。食事前の軽い飲み物(ワイン、ビール、ソフトドリンク、ジンやウイスキーもありました)を。私達はビールをということでカレッジ内のバーに(あるのですね)。

当日は50名くらいの参加者で座席表や名札もテーブルに置かれていました。Lカレッジは創設は1963年ということで新しいカレッジだそうで、大学院生中心であることや国際色豊かに院生が集まっていることから他のカレッジのような教会もなく食事前のお祈りもありませんでした。代わりにカレッジの代表の方が、食事のはじまりの合図(よく見えなかったのですが、木の銅鑼のようなものを食事のはじまりと終わりに叩いていました)と簡単な言葉を述べて食事スタート。7:30頃から9時過ぎまで、割とあっという間でした。前菜からメイン(ラム肉でした)、デザートと進みます。

カレッジのメンバーはオックスフォードのガウンを着ており私達のようなゲストとひと目でハッキリと分かるようになっています。たまたま向かいに座っていたのが私達同様のゲストだったのですが、香港出身の医学部の女性院生Mさんでした。

Mさんの生まれは中国のどこですか?という話をしているなかで、実は私の父と同じ哈爾浜(ハルビン、ハルピン)であることが分かりました。第二次世界大戦前は哈爾浜は満州であり事実上日本の占領下にあったわけですが、私の父は生まれも育ちもその哈爾浜で大学まで(哈爾浜学院)そこで過ごしています。なんという偶然なんでしょうと話が盛り上がりました。昨秋亡くなった父が生きていたら真っ先にこの話をしてあげたのに、とちょっと口惜しい思いもしました。

流石にオックスフォードらしく右横にはドイツ出身のメンバーも座っておられます。食事自体はケイタリングと契約しているようで割とあっさりと配膳をしたり片付けたりしていかれます。

毎週木曜日にこのようなディナーが開催されているとのことですが、食事をしながらいろいろな話をしたり、いろいろな人と定期的にあったりすることで気分もリフレッシュし、活力も湧いてくるように思います。

食後は最初のレセプションルームでコーヒーを頂き、談笑。イギリス人院生とオックスフォードのどこかでテニスができないか、なんていう話をしていました。

日本の宴会とかコンパとは少し異なる、いい経験をさせて頂きました。オックスフォードに来て1ヶ月半経ちますがなぜか少しほっとした気持ちになりました。食事やアルコール(ビール、白・赤ワイン)の力は大きいですね。(2018.5.11)

★今回の教訓:ディナーで社交性を育むことも大切。よく考えれば学会などに行くとパーティーがあったりするけれどこのような定期的なディナーによって社交性の素地が形成されるように思う。

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