オックスフォード通信(290/75)新年会

St. Antony’s College にあるNissan Instituteの新年会に参加させて頂きました

私はカレッジに所属していませんので本来は参加できないのでしょうが、Nissan Instituteのセミナーに足繁く通っている中でI先生をはじめいろいろな先生方とお話する機会が増えてきたこともあり、ご招待していただきました。

ポトラック形式の新年会でしたので、夏に(!)友人のIさんがやって来た時に持ってきてくれた稲荷を使って、妻がいなり寿司を綺麗に仕上げて一緒に出かけました。こう書くと自然ですが、日本であれば大学の新年会に家族で参加することはまずないように思います。

St. Antony’s CollegeにはNissan Instituteが有る影響で著名な日本人社会学者K先生をはじめH先生(同志社大学のビジネススクールのメンバーでもあるそうです)など多くの日本通の先生がおられます。またK先生のもとで博士論文を書いている日本人大学院生や私のようなサバティカルで所属している日本の大学教授もおられ、ちょっとした日本グループが形成されています。

普段のセミナーと異なりこのような場面ではつい本音が出るのがおもしろいところです。会も終盤という頃に、自然と数名の日本人が集まり、老後の話で盛り上がりました。その中で議論の中心になったのは、学者にとっても有意義な60代の過ごし方はというものでした。

年齢的に学内外の役職が回ってくることもあろうかとおもうけれど、それはなるべく遠慮するべきであるというのがその場の結論でした。自分の好きな本を読んで、自分の好きなことを書く(このブログもそうかも?)、好きな時間に好きなことができる時間的余裕があることが重要だというものです。

在外研究という日本の大学のしがらみから一切解き放たれてる状態ですので、研究とはほぼ無縁の業務・ペーパーワークに終われるあの忙しい毎日をすっかり忘れていたのですが、ここオックスフォード大学では、ほとんどの先生がそのような雑務に追われることなく、自分の好奇心が向くままにゆったりと過ごしておられる姿と符号するような気がしました。

自分の好きなことを追求するからこそ返って生産性が高く質の高いいい研究ができる。そのような60代はいいものだと、得心しました。この新年会に来て良かったなと思いました。これから10年間のロードマップが見えたような気になりました。変な功名心に駆られることなく、自分の研究の集大成をする、そのような10年間を何とか実現したいと思います。ご協力を!

(2019.1.11)

★今回の教訓:明日は父の誕生日。生きれていれば95才。まだまだ父を超えられない。

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