スタンフォード大学の教員でマイクロソフト勤務のGさんのセミナーに参加してきました。Vickrey–Clarke–Groves (VCG) mechanismについての研究発表。社会問題を最適に解決するための方法論についての議論でした。Social transformationを実現するためにはVCGだけでは不十分である。その理由がいくつか述べられていました。例えば、Budget risk; Communication complexity; Computational complexityなど。そして思想的にも浅いと。
なかなか手厳しい批判ですが、社会変革を目指すなら、Usual approachではなくより高いスキルと協働作業が必要であること、そして適切なデザインを考案することが大切だと述べておられました。1時間余りの講演でしたが、特に「新たなフレームワーク」とそれに見合った「スキル」が重要であると感じました。
(2018.12.7)
★今回の教訓:オックスフォードのセミナーは、大学全域で行われるのでいろいろな場所に行けて楽しい半面、探し出すのが大変だ。
