オックスフォード通信(98)日本代表はよくやった!

サッカーファンではありません(でしたという方がいいか)。

ワールドカップで世界中が(特にイングランド)熱狂している中、割と冷静を保ってきたのですが、前の試合をUniversity Clubで在オックスフォードの皆さんと一緒に見て(通信94参照)少しずつサッカーが頭の中に入ってくるように(時間の流れ、ルール、勝ち負けの予感)なってきました。

本日の(イギリスでは7/2、試合直後に書いています)試合はどこで見ようかと思いあぐねたのですが、パブの大スクリーンで観るのもいいかと思い立ち、サマータウンにあるパブ(Dew Drop)で午後7時10分くらいに到着して観戦をさせていただきました。

海外にいると大局的に日本を見るようになってしまうのか、サッカーの試合を見ている間は少なくとも100%愛国者になって日本を応援していました。サッカーという魔力なのか(オフサイドを除けばルールは至極簡単)国民をひとつにまとめる魅力があります。

パブで日本人は私達夫婦だけで他はおそらくイギリス人(後に判明したのですがベルギー人が一人いました)がほぼ全て。で、パブのムードはどうなのかというとほぼ全面的に日本の応援でした。

日本がボールを持つと「おおおー」と歓声が上がり、危機に陥ると「あああー」と悲鳴にも似たどよめきがおきます。ハイライトは次々に日本が点数をあげた瞬間。パブに来て良かったと思いました。大歓声です。これで愛国者にならなければおかしいと思うくらいです(日本人を愛国者に仕立てあげようと思ったら、全員海外に送って、日本のサッカーの試合を見せると劇的な効果があると思います。最も帰国するとその効果はなくなるかもしれませんが)。

でもイギリス人がこれほど日本を応援してくれるとは。恐らく、格下の日本に対する判官贔屓というのが本音なのでしょうが、同情とかではなくて、日本のサッカーを楽しんでいるようにも思いました。

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横に座っていた髭ズラのイギリス人は、日本がゴールを決めると、Good! Congratulations! と言ってハイファイブ、逆に入れられると、Sorryと慰めてくれます。このような姿を見ていると日本だけでなく、イギリスに対する愛着も湧いてくるから不思議なものです。

最後の最後に逆転されてしまいましたが、爽やかでいい試合を見せていただきました。ファールや過剰な演技が多い中、日本は清廉な清々しい動きを見せてくれました。日本人に対する世界の見方も少し変わったのではないか、と思います。

決勝ゴールの瞬間、実はベルギー人だったという男性が、Next Time!と握手を求めて来ました。その表情からはいい試合をした日本に対する尊敬の念が浮かんでいるように思いました。

なぜか、私たちが帰る際にお客さんから拍手が起こりました。その拍手はもちろんジャパンに対するものでしょうが、半分くらいは日本人に対する拍手のようにも思えました。

忘れることのできないいい1日になりました。

(2018.7.3)

★今回の教訓:スポーツはしている人達以上の効果をいつも産むものだ。スポーツは文化であり社会学の研究対象になるはずだ。

日本敗因の原因_1_2_3
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