オックスフォード通信(163)台風や地震について

関西地方を中心とする台風の甚大な被害についてBBCでも定時のニュースで報じています

そしてまた北海道を襲った激震。外国で日本の災害について目にするのは辛いです。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

Facebookでも友人の投稿から御所の木が倒壊して今出川通を塞いだり、同志社女子大学の構内でも大木にひびが入っていて折れている写真を目にしています。また、関空の高潮による浸水や連絡橋の破損には驚いています。

そう考えるとイギリスを始めヨーロッパ諸国とは比べものにならない天災・災害が日本には毎年のように襲いかかっているように思います。ヨーロッパでも今年は酷暑と言われ、干ばつになっているところも多数ありますが、比べ物にならないと思います。ヨーロッパにはまず台風は来ませんし、地震も少ないです。特に、イギリスでは皆無ではないでしょうか。地震のない証拠にオックスフォードでも600年来の石造りの建物が多数残っていますし、この立て方は日本では危ないだろうと思うものがいくつもあります。

NHKもこのような非常事態にはYoutubeを通して「生放送」をしていることを知りました。はじめはビデオと思っていたのですが時刻をよく見ると現在の時刻になっています。まず正確な情報を(国内外に)伝えることはこのような非常時にはとても重要だと思います。

関空を作る際に海上空港は大丈夫なのかという議論があったと思うのですが、原発の場合と同様に想定外のことは想定しないで空港を作っていることに驚きます。排水機構が地下にあって機能しないという報道を聞きましたが、誰が考えても地下に作っては浸水したら終わりということは分かると思います。丁度、原発が想定外の津波を予測しなかったように。

鉄道運行をみても日本人や日本のシステムは世界に冠たる超緻密な精度を誇っています。これは素晴らしいとことだと思うのですが、何かを議論する際に「専門家」が大丈夫だと太鼓判を押したことには(太鼓判を押す専門家を呼んで来ているだけだろうと思いますが)メディアも疑わない姿勢は世界的に見ても稀であると思います。ある一つが動かないと全部がダメになるようなことが続いていると思います。お上が言ったことは大丈夫という信仰が今も日本には生きているのかもしれませんが、公文書改竄のようなことが実際に起きているのがお上の現状です。

または違う考え方をすると、無理しすぎているのかもしれません。そこまでしなくてもということをやり過ぎているのかも知れません。空港もそれほど便利でなくてもいいかも知れないし、原発で電気を作らないと困るようなハイテクの社会は不要なのかもしれません。おもてなしの文化も一方でどこかで無理を強いる社会になっているのかもと思います。

2019年のラグビーW杯、翌年の東京オリンピック。紙一重の計算に基づく計画はそろそろやめるときかもしれません。

関西の台風からの、そして北海道の地震からの復旧、復興を祈念してやみません。

(2018.9.6)

★今回の教訓:エアコンも効かず真っ暗になった空港で多くの人がパニックにならず冷静に行動する姿勢。できそうでなかなか出来ない事だと思う。日本国民の成熟した文化を見る。国民のレベルは高い。
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オックスフォード通信(162)Liverpool 紀行 (3) Wedgwood

リバプールの帰りに陶器で有名な Wedgwood に立ち寄って来ました

以前トロントに住んでいる際に、住んでいた大学のファミリー用アパートの前にドカンとWedgwood のお店があったので名前だけは知っていました(妻はカナダからの帰国前に折角だからと?Wedgwood も並べていたギアンの高級お皿セットを購入しました。出し惜しみをしていることもありまだ無事です)が、その本社兼工場兼ミュージアムがあるということで、リバプールから約1時間半の Stoke-on-Trent まで足を伸ばしました。

色々と面白かったのですが、まず工場見学については、ミュージアムと兼用のチケットが£10。高い!このようにして手作りで陶器をつくっていますよというアピールなのか、とてもその工場で作っているだけでは世界中の支店に売りさばく Wedgwood の陶器はできないと思うほど丁寧に作っておられました。陶器の絵付けやジャスパーと言われる立体感のある飾りを付けているのは全員女性でした。筆を握っている方々と話ができるのが面白いのですが、なぜ女性ばかり?男性は?というような話もやりとりされていました(100年前は賃金が高かったので男性もいたが、現在では賃金が安いから女性ばかりになるのでは?と私の横のイギリス人風の男性が言っていましたが多分ハズレだと思います)。

実際に男性社員もいたのですが、出来上がった製品を運んだり、見学者用の手すりを磨いていたりと陶器の本質とは関係のない仕事をしておられました。きっと女性の方が手先が器用で美的センスがあるから女性ばかりの作業になるのではないでしょうか。みなさん、ヘッドホンで音楽を聴いたりとゆったりとした作業風景でした(余計に怪しい。地下に秘密工場があるのでは・・・?)

もう一つ面白かったのは本社工場内は写真撮影厳禁ということなのですが、その表示が英語・日本語のみだったことです。よっぽど日本からの観光客が押し寄せるということなのでしょうね。

もともと陶器をChinaというほどですから本家の中国人観光客は陶器には興味がないのかもしれません。

美術館は1759年に開業した Wedgwood のまあ自慢の館のようなもの。この工場見学とお家自慢にお金を払って見ている私はマヌケなのかもしれない、と思いながら折角なのでじっくりと見せていただきました。興味深いのはあのCharles Darwinのお祖父さんが(内科医だった) Wedgwoodファミリーと関係があったこととミカドという日本風のWedgwoodが展示してあったことです。日本風見の陶器も製作されていたということですね。

その後、イギリスに来てから最も美味しかったアフタヌーン・ティー(ティー・ルームという高級レストランで)を頂きながら(特に、これまで極評スコーンがあれほど美味しいとは)、陶器が執り持つ日本とイギリスの不思議な縁について考えていました。そういえば、現在の新作のティーカップも Kyoto というシリーズでした。

私はその後、併設のアウトレットで(良く考えてあって、その他にフラッグシップストアと称する正規価格で販売の店が美術館の横に。アウトレットの横にはダイニングというカフェも[間違えてこちらでサンドイッチを食べそうになった!} 研究室用に素敵な Wedgwood マグカップ6点セットを購入しました。お披露目は来年3月末になりますのでそれ以降、是非、ティーを飲みにおいでください。

(2018.9.5)

★今回の教訓:奇しくも私と丁度200歳違いで Wedgwoodが創業している。陶器とアフタヌーン・ティーを通して見るイギリス文化も面白そう。M6-M40-A44とモーターウエイを乗り継いで帰って来たが、ほぼ地平線に沈む夕日がとても綺麗だった。まだ日没は夜の7時半くらい。
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オックスフォード通信(161)Liverpool 紀行 (2)

Beatles尽くし

リパプールの街を歩いていると至る所にビートルズの歌声、彫像、写真が耳に、目に入って来ます。ビートルズが活躍したのが1960年代、解散してから10年、1980年12月8日のジョンの暗殺からももう40年近く経つのに未だにビートルズはこの街に生きている感じがします。

Liverpool Museum ではヨーコとジョンの特別展覧会、同じくハーバーにはビートルズ博物館、Mathew streetには彼らがバンド活動をしていた Pub Cavarnが(現在のパブは以前の位置から10mくらい北の所にあります)あります。

特に、ビートルズ博物館 (Beatles Story) は彼らの生い立ちから解散後に至るまで音声ガイダンスに沿って(日本語を含む8ヶ国語)約1時半かけてみて回るものです。後から実際のCavarnに行ったのですが本物と違わないくらいに博物館内で再現してありました。

ジョンもポールも中学生までに母を亡くし決して恵まれた家庭環境でなかった事がわかります。歌で有名なStrawberry Fieldももともと孤児院だった所です。またジョンは作曲をする前から歌とは関係なく詩を書いていたとの事。ジョンには書くべき事がたくさんあったのだと思います。孤独な生活環境の中でも詩、すなわち言葉の力に早い段階から気づいていた点で天賦の才能があったのだと思います。

リバプール美術館での展示では、Imagineの原稿も展示してありました。Imagineはもともとヨーコが書いた詩をもとにしていたらしく、現在ではコピーライトにヨーコ&ジョンとなっていることも説明してありました。

ビートルズがこのように取り上げられ世界中から多くの人が見に訪れるということは、ビートルズの中に普遍的な価値があるということなのだと思います。それは Love Peace といった言葉ではまとめきれないものだと思います。私はそれは壁を作らない若々しい情熱だと勝手に解釈しています。ビートルズをみると、聞くと、元気になる。それはABBAとは(ABBAも大好きですが)違う種類の魅力だと思います。

今日、展示を見ながら散々 (?) ビートルズの曲を聞く事ができました。聞きながら、英語の歌の歌詞を英語を母語としない私達が理解しようとすることはとても重要だと思いました。今では歌詞の日本語訳が自動的に手に入りますが、少し苦労して自分で日本語に訳してみることも大切だと改めて思いました。

(2018.9.4)

★今回の教訓:英語学習とビートルズは相性がいいのかもしれない。
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オックスフォード通信(160)Liverpool 紀行 (1)

港のある街

とは知っていましたが、これまで訪れたロンドンともスコットランドとも異なる爽やかな風が吹いている街です。

オックスフォードを朝の10時前に出発し、一路M40-M6を乗り継ぎ、マンチェスターを超えて3時間半のドライブでした。街について思うのは、洗練された街の雰囲気です。港方向から強い北がぜが吹き抜ける街というイメージです。

オックスフォードにあるような古い煉瓦造りの街並みもありますが、近代的なビルも所々に散見できます。同志社女子大学英語英文学科のD先生がリバプールが故郷で夏休みで帰郷していらっしゃるということで、先生の温かいお心遣いに甘えて街を案内して頂きました。

その古い街並みと新しいビルが混在するのは第二次世界大戦の際ナチスドイツ軍に空爆を受けたせいだとのことです。爆弾で破壊された跡地には新しいビルが空襲を免れた所はそのままの街並みが残っているとのことです。

待ち合わせの Cathedral を私がもう一つの大聖堂と勘違いしていたハプニングは合ったものの、リバプール出身の先生ならではの興味深い説明によって街の魅力が何倍にもなるのが不思議でした。途中、ジョン、ポール、ジョージが通っっていた高校(現在は美術専門学校)にも案内して頂きました。リバプールだから(途中のMotorwayの交通標識はL’ pool)あのビートルズが生まれたように思います。伝統を大事にしながらも新しい風を取り入れる革新性

あのタイタニック号の親船会社の本社もリバプールにあったそうです。

Liverpool Cathedral の屋上からは運河 (River Mersey)と大西洋、そして風を利用した大量の風力発電の風車が海上に立ち並んでいるのが見えました。

夜はD先生と絶品の中華料理を頂きました。

明日はリバプールの街を更に散策したいと思います。

(2018.9.3)

★今回の教訓:伝統と新たな文化の融合、京都と異なるのは海があるところか。
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オックスフォード通信(159)夏の終わり

サマータウンには日曜日にマーケットが出ます

このサマータウンに住みたいと思った理由はいくつかあるのですが、例えば大学まで徒歩圏内であるとか、バスの便がいいなど、しかし大きな理由は街の中にちょうど商店街のようにほぼすべての種類のお店が揃っているということがあるかもしれません。散髪屋さん、自転車屋さん、銀行、スーパー、コーヒーショップ(7月まではスタバもあった)、パン屋さん、ケーキ屋さん、文房具店、プール、ジム、パブなど。

とりわけ、この夏の間、土曜日日曜日にはマーケットの屋台が並び特に何を買うわけでもなく冷やかして歩くのが楽しかったです。マーケットは野菜やサンドイッチ、パンなどの店が多いのですが、アイスクリーム屋さん、植木屋さん、コーヒーの豆やさん、レバノン料理の屋台、チーズの屋台と多彩です。今日などはペットの犬や猫用の高級な?エサの屋台もありました。

オックスフォードシティーセンターでも音楽の演奏をしている人がいるのですが、このマーケットではおじさんが毎週マーケットの前に椅子をおいてアコーディオンの演奏をしています。哀愁を奏でるようなメロディーについ皆さんも財布の紐が緩むようです。

映画『ノッティングヒル』の中に出てくる市のイメージに近いかもしれません。

先週の日曜日は雨でしたが今日の日曜日は快晴。しかしその夏の日差しにも翳りが出てきたような気がします。

季節は夏から秋に移ろうとしています。

楽しかった夏のマーケットもそろそろ終わりです。

明日から3日間、Beatlesの故郷、Liverpool(リバプール)に出かけます。

(2018.9.2)

★今回の教訓:スーパーマーケットとは異なるいい味がある。人の笑顔が見られるのが冷房のかかったスーパーとの違いか。
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オックスフォード通信(151)Ten past eight. Nineteen to nine?

毎朝、朝食は BBC のBreakfast(通信136参照)を見ながらというのがライフスタイルになってきました

イギリスを中心にコンパクトにニュースがまとめられていてスッキリした印象の番組なのですが、1つだけ、時間の言い方にはなかなか慣れません。

Ten past eight = 8:10

Nineteen to nine = 9時19分前 = 8:41

いつまで経ってもなかなかピンと来ません(臨界期かもしれません。先日の学会で臨界期はあるのかという議論で、オックスフォード大学の名誉教授の先生が、”No, but if there is, it is over 60”と発言していました。60歳が臨界期かあ)。

もちろん、普通に Eight forty-one と言われる時もあるのですが、頻度としては圧倒的に上記のようなパターンが多いように思います。

考えて見ると何時のことなのか分かるのですが時間がかかります。英語のリスニングにはいろいろな場面と種類があると思いますが、こと数字が絡むとなかなか厄介だと思います。電話番号も聞いてもすんなりと頭に入って来にくいですし、それにmileとyardなどの単位が異なってくるとなお更です。特に、時刻は日常的なことなので、いわば異なったフォーマットになると慣れにくいことが面白いです。

British English はそれはそれで面白いのですが、少し異なる話なのかもしれません。

(2018.8.25)

★今回の教訓:英語など外国語/第二言語の習得には「慣れる」ことを避けて通れない。一方で慣れやすいものと慣れにくいもの(母語や他の表現方法の影響が強すぎる)があるのも事実です。
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オックスフォード通信(158)錦織の成長

今年のテニス US オープンはイギリスではAmazon Primeが中継をしています(テレビ=Apple TV)

といってもアメリカ(東部時間:ニューヨーク)とイギリスでは5時間の時差があります。昼の試合は夕食を食べながら見ることができますが、昨日の錦織の試合のように夜スタートの試合になると終了が深夜1時半くらいになってしまいます。とはいえ、日本との時差よりは遙かにマシでライブで試合を堪能できるのは贅沢だと思います。

昨日は、錦織の前が同じコートで大阪なおみの試合。こちらは圧倒で1ゲームも落とすことなくストレート勝ち。さて、錦織の試合。

トッププレーヤーがすごいと思うのはギアが入るというかここぞと言うときに爆発的な力をだすところです。今朝の錦織も第1セットも第2セットもここは勝負というときに錦織の顔つきもショットもグンとスピードアップします。

一方、気合が入らないと受け身になるのか相手にしてやられます。第3セットはリターンも浅く、入れよう入れようとすると返って相手にとっては絶好球になってしまうのが面白いところです。テニスはもちろん肉体の競技ですが心のあり方が影響するスポーツでもあります。特に第3セットの錦織の心の葛藤は彼の顔の表情から見て取ることができました。相手に攻め込まれる、安全策を取る、更に攻め込まれる。

守ろうと思っても守っていることにならないのかもしれません。

恐らく守ろうとする際には、そのプレーヤーの全身全霊の力が出ていないのでしょう。これは人生にも当てはまることかもしれません。よく、攻撃は最大の防御と言われますが、少しその言葉は本質をとらえきれていないようにも思います。

攻撃or防御ではなくて、全身全霊で考え抜いて、または全力でことに当たろうとするかどうか、この点だと思います。防御に回るときには手堅く行こうとするあまり力が充分に出切っていないように思います。全力の防御、これが分かりやすいのが攻撃は・・・という言葉になるのだと思います。

とはいえ、いつもそのようなこともできないので、ここぞという時に集中するのがトッププレーヤーなのでしょう。

外国に生活していると外国で戦っている日本人に声援を送りたくなります。昨日の勝利インタビューも大坂なおみ、錦織圭ともに流暢な英語で明るく受け答えしていました。グローバルに活躍する人達が増えてくるのは心強いものです。

(2018.9.1)

★今回の教訓:心のコントロールはとても大事。
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オックスフォード通信(157)帰国ラッシュ

季節が変わります。

と合わせて日本人研究者の先生方で帰国される方も多くなってきています。車を譲っていただいたK先生が8月上旬、妻が親しくしていただいていた九州の大学にご勤務のK先生が先週、そして湖水地方やグロースター大聖堂などをご案内頂き文学に疎い私に新たな光明を与えていただいたK先生ご夫妻が9月初旬に帰国されます(全てイニシャルがKなのは偶然の一致)。

一期一会という言葉が指し示す通り、日本では決して実現しないような出会いがあるのがこの在外研究の醍醐味の一つであると思います。特に自分の専門外の先生とは学内ではお会いすることはあってもゆっくりとお話をする機会はそれほどないものです。

そのような先生方がご帰国されるのを目の当たりにすると一抹の寂しさがあるものです。まだまだ時間があると思っていたのに、というのは人生にも当てはまることかもしれませんが。

火曜日に帰国されるK先生ご夫妻とはオックスフォードシティーセンターのパブで一献傾ける(と言ってもビールですが)ことができました。オックスフォードの経験が深い先生からは「やはり健康第一」「あまり欲張らないで淡々と生きる」「日本とオックスフォード、あるものはそれほど変わらない、むしろいつも時間がないのでできないことが多い。新しいものに飛びつくよりもじっくりと時間を大切に」との貴重なアドバイスを頂き、今後半年の人生訓にしようと思っています。

銀行口座開設やフラット探しの苦労など、今となっては笑い話に花を咲かせて楽しくささやかな送別の宴を持てて良かったと思います。どこにいても今後もひととひとのつながりを大切にしたいと思います

明日からは9月。在外研究もあと半年となります。

(2018.8.31)

★今回の教訓:素晴らしい人たちに会うと心がすがすがしくなる。
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オックスフォード通信(156)Great Western Railway

来客を迎えにオックスフォード駅

朝、8時ですからそれほど早朝ということでもないですが、それほど遅くもない時間。8:17着のロンドンからの列車(電車ではなく全てディーゼルカーです)で到着される予定。8:10までは何事もなく普通に電車が到着して発車していく風景でしたが、突然電光掲示板が「Special Notice」に変更。

事故があったため全ての電車を停止させるとのこと。

すると駅構内は続々と人が増え始め人々が電話で連絡を取り合ったり駅員に事情を聞くなど混乱しそうな雰囲気。日本ならここで殺気立った人が怒鳴ったりざわめきが起きるところなのですが、静かです。

それぞれ解決策を知っているのか、構内で待っている人の数は増えるどころか徐々に減って行きます。日本なら入場制限などをするところです。もちろんオックスフォードがそれほど大きな街ではないということもあるかもしれません。ロンドンでなら・・・でもロンドンでもそうはならないような。

理由は恐らくみんなあきらめているからだと思います。列車の遅延やキャンセルなどにイギリスの人は慣れっこになっていて、それに対する対処法をよく知っているようです。バスなどの他の交通機関に変更する、諦めて違う日に行くことにするなど、消極的なあきらめ方をよく知っているように思います。

来客とはLINEで連絡が取れたので(短期で外国旅行をする際にはレンタル・モバイルは便利ですね。最もアメリカはソフトバンクならアメリカ放題があるようです)事情(there was a dead body on the rail)を説明したり、電車が反対方向に動いてもパニックにならないで良かったです。

結果的にはAppleford付近まで来ていたものの Didcot Parkway Station まで列車は戻って、そこからバスの代行運行になりました(このパターンが多い)。ただ、本来ならOxford駅まで代行するべきなのにオックスフォード市内でバスが打ち切りとなったのは解せません。手抜きですね。

(2018.8.30)

★今回の教訓:あきらめていると起こることもないということを学んだ。

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オックスフォード通信(155)0階?

イギリスの何階という数字の数え方にこれまで腹が立っていました

3月末にヒースロー空港に到着してバス乗り場を尋ねた際にも1Fと聞いて行ってみるとそこは日本で言う所の2Fであったり、デパートでも3Fというとそのまま3階だと思うのですが、地上階がGround Floor = 0回とカウントするので実際には3+1=4階ということになります。

なぜこのような不合理なカウントの仕方をしているのか、イギリス人はよく分かるなあと怒りがこみ上げてくるなり感心するなりしていました。

ところが最近少し考えが変わって来ました。地階のことを考えていなかったのです。イギリスでは地下1FをB1ではなくて、-1、地下2Fを、-2と表記します。地上階を0とするので地下はそのような表示になるのですね。

おお、これはひょっとして。はい、数学、いや算数で習った数直線の世界です。マイナスからプラスに、地上階を0とカウントすることによって合理的に説明ができます。さすが、ニュートンを生んだイギリス。

日本のように地上階と地階を別のカウントの仕方にする方が非合理的かもしれません。地上階は確かにもし海抜ゼロとしたら0階、Grand Floorです。

少しイギリスにかぶれて来たのかもしれません。

(2018.8.29)

★今回の教訓:何かに気づくことは重要な成長の一歩だ。
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オックスフォード通信(154)Sunny side up? Over easy?

English Breakfastの定番には必ず目玉焼きが入っています

日本では目玉焼きを英語でSunny side up(黄身、Yolkが上の状態の料理ということなんでしょう)と言いますが、以前から何か変な感じがありましたが、「そうなっている」と言われれば言葉なので「そうですか」と言わざるをいませんでした。なぜ違和感かというとその言葉のどこににも卵という言葉が入っていないからです。

両面焼きのover easyに関してはもっと違和感を感じるもので、確かに反対側も焼いてください、という感じなのでしょうか。

今回の在英研究の裏メニューは英語自体について考えることですので、この点についてオックスフォード大学のEさんと話をしてみました。すると驚愕の事実が・・・

驚愕でもないのですが、sunny side upと聞いても目玉焼きと分かるけれど、イギリスでは通常、fried eggというとの事。両面焼きでもfried egg(あまりイギリスで両面焼きをみた事がありません)。

なるほど。両者を比べてみるとイギリスの方が分かりやすいですね。私たちの(私の)潜在意識の中にアメリカやカナダの英語が正しいというものがあるのかもしれませんが、通常日本で手に入る本などはほぼアメリカ英語をもとに書いてあるのでイギリス英語に触れる機会がありません。

もちろん、逆にイギリス英語が本家なので、そちらが正しいということもないと思います。丁度、京都の銘菓、八ツ橋の本家と元祖はどちらが本当なのかのような留めない議論になるのでそれは意味がないと思うのですが、少なくとも全てのアメリカ英語を採用しなくてもいいと思います。

おそらく「どちらが文化的に・コンテクストニュートラル」で「分かりやすいか」という視点で考えるべきだと思います。あくまでも英語を使うのは「グローバルリンガフランカ」=「国際語」としてであるということを覚えておきたいと思います。

A: Can I have fried eggs?

Waiter: How would you like madam?

A: Could you make it over easy?

という英・米・加、ミックスが一番妥当なのかもしれません。

(2018.8.28)

★今回の教訓:イギリス英語を部分的に採用することで英語の使用が楽になるかもしれない。
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オックスフォード通信(153)Banbury

現在住んでいるフラットはBanbury(バンベリー)street の近くにあります

イギリスはそのゴールになる街の名前を通りにつけている事が多く(その他目抜き通りはHigh Streetである事が多い)、一本西の通りは Woodstock street(あのウッドストックのイギリス版というか、イギリスのこの名前をアメリカに持って行ったのでしょうね。北米の町の名前はほとんど全てイギリスにあるのではないでしょうか。あのニューヨークですら、YorkのNewですから)。

車を譲っていただいたこともあり、昨日の日曜日、興味津々でそのBanburyまでドライブを楽しんで来ました。オックスフォードからM40などを利用して30分くらいの距離でした(本来はそのBanbury streetを北上するべきでしたが、つい高速道を使ってしまいました)。

特にこれ、ということもないようですが、オックスフォードよりもコンパクトな街並みで昔ながらという形容詞がぴったりの街です。

パーキングに車を停め、パーキングチケットの券売機で1時間の券を購入し(この辺りはすごくハイテクになっていてApple Payで支払いができました)ぶらぶらと散策をしてみました。途中、雨も降って来たのですが、面白い発見が2つありました。

オックスフォードになくてバンベリーにあるものHMV
オックスフォードではCDを売っている店を見つける事ができないのですが、バンベリーのショッピングセンターにはあのHMVがあり堂々とCDが並んでいました

オックスフォードあってバンベリーにないもの
:サラダのドレッシング
お昼ごはんにBBQラップを食べたのですが、気づくとその付け合わせについてたサラダにドレッシングがついていない。まわりにも見当たらない。これか!と思いました。昔、オックスフォードに来た事がある人が当時と現在の違いについて食事が美味しくなった事だとおっしゃておられました。昔はスープと言っても味がしないお湯のようなもの、サラダにはドレッシングもなし、明らかにEUに加盟し、ユーロトンネルが開通し、パリとロンドンが電車で結ばれてから人の交流が増加して、多くの美味しい食事やレシピがイギリスにやって来たとのこと。しかし、このバンベリーにまでは届いていなかったようです。ここにはEUの影響を受ける前の古き良きイギリスが残っていたのか!と思いました。

そして、これはEU脱退後の未来のイギリスの姿かもしれません。

バンベリーは奥深い街です。

PS. ちなみに苦労した(通信74参照)あのスカイTVの店鋪というかスカイのコーナーがショッピングモールにありました。

PS. フリーの卓球場もありました。

(2018.8.27)

★今回の教訓:街が画一的でないところがイギリスの面白いところ。
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オックスフォード通信(152)Wedding 2

お祝い事は続くもので同じ学年のゼミ(11期生)のMさんが結婚されました

8/21に挙式をあげられたMさん(通信147参照)とイニシャルが同じなのは偶然ですが、二人とも先生をしているのも偶然です。

今回結婚されたMさんは中学校教諭(英語)として関西のある都道府県で採用されたあと教員の身分のまま青年海外協力隊に2年間参加して帰国されたところ。今後はご主人の仕事の関係で(恐らく)香港に移り住むと聞いています。

今回も同じゼミであったメンバーがたくさん集まり彼女の門出を祝福したのはとても喜ばしいことだと思います。卒業後もこのように何かお祝い事がある度にみんなが集合して旧交を温める姿を見ることができるのはゼミ担当者としてこの上もない喜びになります。もちろん日本にいれば参加してお会いしたかった気持ちもありますが、それ以上に彼女達が集まっている姿を見ることができるのは教育に携わるものの至福の時と言えると思います。

It is a small world.

世界のどこにいても、世界一の家庭を二人で築いて頂きたいと思います。

そして若ゼミ11期生の皆さん、これからもゼミの絆を深め、更にゼミを発展させて行ってください。

Yes, we can!

Congratulations!

(2018.8.26)

★今回の教訓:信じるところから可能性は拓ける
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オックスフォード通信(150)学会 2

We are done with that

リスニング能力の測定について質問したのですが冷たい答えとそれに続く笑い声。まあきちんと聞いていなかったと言えばその通りなのですがそんな風に言わなくても、と正直思いました。

これは昨日の話で、オーストリアの研究者の発表の際の一コマです。なかなか難しいものですね。お、これは・・・と思うと考え始めてしまうので、その間発表の声は聞こえてこないものですね。質問するとこんなこともありますし、誰も気にしていないので、私も気にしないのですが、次からは発表を遮っても質問を思いついた時にするべきだと思いました。

悔しいので(正直なところ)その日には聞かないで、翌日ブレイクの間にいいタイミングがあったのでその件についてもう一度話をしてみました。すると本当はなかなかいいところをついていたようで少し嬉しく感じるところもありました。

今回の学会で面白かったのは全てのプログラム(基調講演、ワークショップ、ポスタープレゼンテーション、シンポジウム)が終わった後に3グループに別れて、グループディスカッションがあったところです。全体についての感想を言い合ったり、疑問点について意見交換したりと。これはいいシステムだと思いました。しかも、そのまとめを全体でするとかそのようなプレッシャーのかかることはしないで、グループの中で自由に話をすることを重視しているようでした(まとめをするとなると誰かが記録をとったりまとめたりしなくてはいけなくなる)。

特にメキシコからの研究者の話が興味深かったです。

これまで見過ごしていた領域だったのですが、現在の研究テーマとも関連性を考えることもできました。

集中的に何かについて話を聞いたり考えたりするのは貴重なことだと改めて感じました。もうすぐ9月です。

(2018.8.24)

★今回の教訓:イギリス風の学会の在り方も面白い。
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オックスフォード通信(149)学会

学会に参加しています

たまたまですが、オックスフォード大学教育学部でInformal learningについての学会が開催されているので本日から明日の日程で参加させていただいています。

教育学部の1教室を会場にしての開催ですので参加者数は40名限定ということですが、イギリス国内からだけでなく、スウェーデン、オーストリアといったヨーロッパやアメリカからもこの学会のための参加があります。

私がたまたま座った席の横は今年イリノイ大学大学院で博士号を取得された韓国のJさんとその指導教官のMさんでした。Mさんは今年の8月に京都を訪れてそれは暑かったと言っておられました

この学会には日本語を第二言語として教えておられる日本人研究者のIさんとかBath大学大学院生のMさんなど日本人も数名参加されておられます。その他、イギリス人で日本で教えておられるDさんとかPさんなどの先生も参加されておられました。

日本でもそうですが学会に参加して新たな考えだけでなく、新しい友人に出会うのは素晴らしいことだと思います。

(2018.8.23)

★今回の教訓:どの国でも学会に参加するのは少し緊張するけれど研究へのインパクトという意味で得るものは大きい。

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オックスフォード通信(148)授業料

青山学院大学のO先生が学生の引率でオックスフォードに来ておられます

O先生には日本でもLETなどの学会でいつもお世話になっているのですが、オックスフォードに到着した際、いろいろと親切にいろいろな場所を教えていただいています。O先生とは不思議なご縁で、先生のお嬢様が勤務校の同志社女子大学情報メディア学科(現:メディア創造学科)に入学された際、私が柄にもなく宗教主任をしていたこともあり、敬虔なクリスチャンである先生からご連絡を頂いたのがご縁の始まりです(私はクリスチャンではありませんが、入社の[同志社では勤務を始めることを社に入るということから、入社と表現します]の面接で当時の宗教部長であったS先生からキリスト教精神を尊重するかと尋ねられ、宗教は違えどキリスト教主義を尊重しますと答えたことをよく覚えています [私は大本という神道を信仰しています]。そのこともあってか宗教部主任を2期4年勤めさせていただいています)。

学生の引率なので土曜日にはご帰国になるというので、本日の午後、Banbury Street にあるPersonage Hotel で午後の紅茶をご一緒させて頂きました。

一緒に来ていただいたのが、私も所属する教育学部の博士課程3回生のNさんです。彼女は才媛で日本の慶應義塾大学を卒業後東大の大学院などを経て、オックスフォード大学の修士課程から博士課程に学んでおられます。絵に描いたような研究者のルートという感じもしますが、謙虚で知性あふれる優秀な女性であることは少し話をしただけですぐにわかります。

現在、オックスフォード大学の教育学部博士課程にはAさん(通信72参照)を含め3名の日本人がいらっしゃるということですのでNさん以外もう一人いらっしゃることになります。またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。

ところでオックスフォード大学の授業料はNさんによると北米同様高騰しているようで現在年間300万円以上掛かるようです。奨学金(給付型)を受領しておられるとのことですが、それにしてもこの20年での(つまり21世紀になってから)海外の大学・大学院の授業料高騰は異常です。

私がトロント大学大学院の院生だった頃でも随分高いと思いましたが、それでも当時で1.2万ドル(カナダドル)でしたので、為替レートにも寄りますが、80万円から150万円でした。トロント大学でも現在では優に200万円を超えているようです。

O先生はあと2年でご退職というお話だったのですが、年を感じさせない若々しい話プリ、研究への熱意、学生への尽きぬ愛情と多くの刺激を頂きました。

いい人達にお会いできています。

(2018.8.22)

★今回の教訓:教育にお金を使うのは得策かもしれない。教育で得たものは生涯消え去ることがない。
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オックスフォード通信(147)Wedding

Mさん(11期生)がハワイで結婚式を挙げられました

Mさん達がゼミを卒業してから早7年の月日が経ちますが、彼女達といろいろなプロジェクトに取り組んだのはつい昨日のことのように思い出します。

合い言葉は Yes We Can!

可能性の塊だったゼミですが、卒業後も変わらないところが素晴らしいです。16名個人がそれぞれ異なる環境でパイオニア精神を発揮しながら、若ゼミのそれぞれを思う気持ちが素晴らしいと思います。

結婚式は無条件に素晴らしいものですが、この結婚式は格段にすばらしいもののように思います。

ハワイの夕日に浮かぶ彼女達をみているとまだまだ彼女達のチャレンジャーとしての旅は続くように思います。

その写真に映っていないメンバーも含めて18名(!?) 全員の明るい未来を示しているように思いました。

Mさん、ご結婚おめでとうございます。

そして、若ゼミ11期生のみなさん、卒業後も笑顔で頑張っている姿を見せて頂き、嬉しかったです。

ゼミはいいですね。

Congratulations!

(2018.8.21)

★今回の教訓:彼女達の笑顔をみながら「花子とアン」でブラックバーン校長が述べた言葉を思い出した。Life must improve as it takes its course. Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past, but in the future. … Mさんとご主人、そして若ゼミ11期生のみなさんの未来に幸あらんことを!
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オックスフォード通信(146)Chipping Norton

日曜日の午後、オックスフォード近郊にある Cotswoldsの一部でもあるチッピング・ノートン (Chipping Norton) までドライブを楽しんできました

ロータリー又はラウンドアバウト (around about;ロータリー)と言われる交差点にもだいぶ慣れて来ました。これはミッションではなくオートマの車に乗っていることがいい意味で影響しています。というのも以前ミッションのレンタカーを借りた際には、ギアチェンジにも注意を向けながらラウンドアバウトで何番目の出口で出るか、その為には内側いや外側のレーンに入るかとこちらにも注意を向ける必要があったからです。

ただ、まだ国道のA431などの番号がすっと入ってこないので、とっさの判断にぎこちなさが残ってしまいます。また右左の交通の向きは日本と同じなのでハンドル(steerling wheel)は右ハンドルなのですが、ワイパーと指示器の位置が日本での車と逆になっています。ラウンドアバウトでのとっさの場合に「つい」日本のくせが出てしまい、雨も降っていないのにワイパーを動かしてしまうことがあります。

さて、チッピング・ノートンはCotswoldsと言われるイングランドの田園地帯の一部になっているので、家々のレンガはハチミツ色のものが多く、いい感じです。オックスフォードから車で30分くらいのところにありますので気軽にいける感じです。途中、Woodstockや世界遺産に指定されている Blenheim Palace を通っていきます。

チッピング・ノートンは小さな街なのですが、スーパー(Co-operative)やWh-Smith(文具店)は店が一店舗しかないせいか、オックスフォードの店よりもはるかに大きく品ぞろえも豊富です。中では鮮魚や生のチーズを店員が売っています。何か変な感じですが、車で運べるということもありますのでトイレットペーパーなどかさばるものを沢山購入して来ました。

このように書くとほのぼのとしたいいドライブのように思えるかもしれませんが、ラウンドアバウト以上に困るのがイギリス人のスピード狂です。以前何度か書かせていただきましたが(通信95、106参照)田舎の片側一車線の制限速度は大抵50マイル(80km/h) 、市街地で30マイル(50km/h) なのですが、その速度で走っていると後ろにどんどんと車列がつながります。そして追越車線が現れるやいなや、猛スピードで私の日産を抜き去っていきます。

なるべくバックミラーを見ないようにしているのですが、こちらの車は中間点灯している車が多いので自然と目に入ってしまいます。また一度、おそらく常時左折できるところになっていたと思うのですが、日本のような標識が見つからなかったので横の赤信号待ちの車に習って停車するとものすごい音でクラクションを鳴らされました。

イギリス人は会って話をすると穏やかで丁寧に思えるのですが、列の順番を抜かした時と車の運転手に関しては豹変するように思えます。ルールを守るという点は制限速度を守っているのは私の方なんですが、まだこの点は理解に苦しむところです。

でも、チッピング・ノートンのカフェで頂いた、アフタヌーンは美味でした。特に紅茶(earl grey tea)は軽く4杯分くらいは入っていました。大盤振る舞いです(お湯のことですが)。

(2018.8.20)

★今回の教訓:ハンドルを握ると人格が変わらないのは日本人だけかもしれない。そういえば、アメリカでもカナダでも高速道路は平均スピードが120kmくらい、追越車線は140kmくらいが普通だった。1995年に学生引率で訪問したMary Baldwin Collegeのある Stanton で載せて頂いた先生は優に60歳を超えていたけれど高速は75マイルくらいで走らなくっちゃ、と言っておられたのを思い出した。
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オックスフォード通信(145)PROMS

イギリスにいる間に是非ともと思っていた BBC PROMS (PROMenade concertS), に金曜日の夜に行ってきました

4月当初からプログラムを買っていたのですが、なかなか踏ん切りが付かず、このままでは行かずじまいになってしまいそうでしたので、思い切って(大事な事ですね)バスに飛び乗りロンドンまで日帰りで行ってきました。

グズグズしていたのには理由がいくつかあるのですが、その最大のものが、イギリスのコンサートは始まるのが遅く、当然のことながら終演も遅いという事です。このプロムスも同じ事で金曜日のコンサートも19:30から終了はほぼ22:00(中には、Late night concertというものもあり0:00終演というものもあります)。

結果的には帰りもバスで帰ることができて、オックスフォードのアパートには0:30頃には帰り着いていましたので、地下鉄やバスの乗り継ぎもうまく行きました(Victoria Station のCoach Bus Stationから乗ったのですが、行きに帰りの乗り場を下見しておいて良かったです。イギリス最大のバス乗り場だと思います)。

さてこの PROMS に是非にともと思っていたのには微笑ましい理由があります。36年前(1982年)ヨーロッパ一人旅(正確には、到着時と出発時のみツアー。現在の『地球の歩き方』の前身であるダイヤモンドツアーに参加)した際、この会場の Royal Albert Hall の外観だけ見て中を見ることができなかった悔しさが残っていました。今回はコンサートということもあったのですが、この会場となった Royal Albert Hall の中に入って見たい気持ちの方が強かったと思います。

会場内は外観から想像できるように円形、しかも中央部1Fは当日券の立ち見席という他のクラシックコンサートでは考えられないような形式。

インターネットで3日前に予約した席でしたが、ステージからそれほど遠くなく指揮者やコンサートマスター、バイオリンのソリストの顔もはっきり見えるいい席でした。

PROMS の趣旨がクラッシック音楽を一般大衆にも楽しんで欲しいというところにあるからでしょうか、ビールなどの飲み物の持ち込みもOKという気軽なコンサートのように思えました。また休憩時間には甲子園のように肩から番重のようなものにアイスクリームを載せて客席を売り歩いていたのにはビックリしました。しかしコンサートが始まると誰一人物音一つさせないでシーンとするメリハリは流石です。

曲目は、エルガーやプロコフィエフ、フィンランドの作曲家の現代曲でした。BBC交響楽団の弦の響きが美しく引きこまれるような演奏でした。

客層は圧倒的に60代以上のシニアが多いように思いましたが、クラッシックを手軽に楽しめるような仕組みは上手い、と思います。日本にもこのような企画があるといいですね。

36年間の想いを遂げることができて、イギリスに来た目的を一つ成し遂げることができた夜でした。

(2018.8.19)

★今回の教訓:プロムスはBBC3のラジオでも生中継しているが生の感動には到底及ばない。期間中にもう一度行って見たい。
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オックスフォード通信(144)IKEA

車があると少し近郊に足を伸ばすことができます

本日は Milton Keynes にあるIKEA(日本語ではイケア、英語読みではアイケア)に行ってきました。現在のフラットはもちろん借家で来年の3月一杯までなので大型家具を買うことはできませんが、ソファなど色々と見て回るのは楽しいものです。

神戸にもあるのですっかりお馴染みですが、中においてあるものも日本と良く似ています(神戸のイケアで購入した我が家のダイニングテーブルと全く同じものもおいてありました)。日本と唯一異なるのはワイングラスの種類が多かったり、アイスクリームのスクープなどかもしれません。

日本と異なり土曜日でも駐車場に待たずに入ることができるのも異なるところでしょうか?

面白かったのはレストランです。オックスフォードやロンドンで食べるとどんなに安くても£5は下らない Fish and Chips などが£3台、コーヒーなどに至っては£1台です。もちろん、これは買い物のおまけという意味合いもあるし、郊外にあるお店なのでそれだけ安くできるのでしょうが、スウェーデン人が作ったらこんなに安く美味しくできますよ、と言っているような気もしました。それをイギリス人が列を作って買い求めているのも何か滑稽です。

どこの国でも同じなのは、子供です。子供はゼリーやケーキなどの甘いものが好きで、セルフ形式で取って行く中でついつい手が出るのですが、お母さんに怒られて戻しています。お母さんは厳しいですね。

このレストランでは買い物の途中でも立ち寄れるし、買い物が終わった後でも寄れるのですが、後者のパターンんでレストランで食事をして帰ろうとすると、セキュリティに呼び止められました。どうも買い物のチェックアウトをしないでそのまま帰ってしまう不届き者もいるようです。レシートを見せるとと事なきを得たのですが、そのようなことで呼び止められるとドキドキするものです。

IKEA を見て回りながら、帰国したらあれを買いたいな、などと考えていました。

PS. レストランのサーモン、さすがに北欧スウエーデンの店だけあって、いい塩味。

(2018.8.18)

★今回の教訓: IKEA お得意の小物を買ってきた。iPhone用のスタンドだが£1台と驚異の安さ。以前神戸で500円で購入したクロックは残念ながらなかった。

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