オックスフォード通信(182)i-Seminar 16回目: Eureka !

インターネットゼミはカッコ良く言うと、iSeminar といえるのかもしれません

English Playbook(同志社女子大学英語英文学会刊, 2017) の本日の英単語(勝手にコーナーを作りました)は、“Eureka !” (303, p. 79)だったのですが、まさに「分かった!」というひらめきの瞬間です。ひらめきとは実にかしこまった場所では起きないもので、昔から「三上」(馬上 [ばじょう:馬や乗り物にのっている時]、枕上 [ちんじょう:枕の上、つまり寝ている時]、厠上 [しじょう:トイレ])がひらめきがおきやすい場所と言われています。これに付け加えるとお風呂に入っている時があると思います。2017年に同志社女子大学に講演に来て頂いた作家の三浦しをんさん(「舟を編む」の本などで有名。ちなみに同僚のジュリエット・カーペンター先生がこの英語翻訳をされました)もシャワーを浴びている時にいい考えが浮かぶとおっしゃっておられました。私もオックスフォードに来てからずっとシャワー派ですが、しをんさんと同じくシャワーを浴びていると不思議にいい考えが浮かびます。先日も、来年度のゼミテーマ、何かいいものがないかと考えていたのですが、シャワーを浴びている時に、“Eureka !” の瞬間がやって来ました。ただ、シャワーの問題点はメモを取れないことです。しをんさんは思いついたらそのまま走って行ってメモを取るとおっしゃっておられましたが、私は呪文のように思いついたことを復唱して覚えるようにしています。あと、もうひとつ付け加えると、朝の祈りの時ですね(毎朝心静かに祈っています)。あとは今日のように食事をしている時ですね。私の場合はまとめると、シャワー、祈り、食事となるでしょうか。

私はどこで “Eureka !” と思ったかというとゼミ後にパブにご飯を食べにいったのですが(昼からビールは飲んでおりません。食事だけです。念のため)、そのパブにiPubというゲーム機を見つけてピンときました。あ!これだ!という瞬間です(そのほか、ソフトドリンクとして飲んだ、ジンジャービアがこれまでで最高のものでした。帰りに近くのスーパーで見つけて1ダース購入しました[Old Jamaica Ginger Beerです。日本でも売っているかもしれません。香りが最高です])

さて、7/23以来のゼミ再開です。

日本は祝日にも関わらず17名全員、北尾先生、TAの加藤先生、そして私と1名も欠ける事なく全員そろって秋学期をスタートすることができてとても清々しい気持ちになりした。

秋学期のiSeminarのスタートに合わせて、新しいデバイスとして Air Pods(Apple)が加わりました。当初はBluetooth Speakerを購入しようかと考えていたのですが、いわゆる「ワイヤレス・イヤホン」を導入しました。

本日のゼミは通信状態もまずまずで(2-3回フリーズしました)Facetime (Apple) を利用して、午後3時から午後6時半すぎまで(イギリス夏時間:午前7時すぎから午前10時半頃まで)セッションが行われました。前半の4コマ目は英語、5コマ目は日本語でのゼミでした。

同志社女子大学側ではそれほど違いが分からなかったのかもしれませんが、オックスフォード側では、 Air Pods を使うことによってまず、音が以前よりも(MacPro内蔵のスピーカー、iPhoneに付属の有線のイヤホンと比較して)クリアに聞こえました。そして、 Air Pods 内蔵マイクを通して話ができるため、マイクを気にする事なく(以前はコンピュータのマイクに向かって話す感じがありました)対人コミュニケーションの姿勢で話が出来た点は大きな違いでした。

秋学期はゼミの集大成。3回生から始まったゼミは卒論という大きな山を目指してこれまで培った、英語スキル、応用言語学の知識、ゼミとしての切磋琢磨する成長ムードなどを総結集して行きます。17名がこれまで先輩が書いて来たような質の高い卒業論文を作成することは並大抵なことではありません。ただ、本日のゼミで強調したように「卒論だけに終わらないように」大学行事にも積極的に参加しながら最高峰を目指したいと思います。最近思うのですが(上記のヒラメキについても書いた通りですが)少し力が抜けて、楽しんで取り組む方がいいものができるのではないでしょうか。これは人生においても同じかもしれません。要は、どうすれば楽しむことができるか?ということになるかもしれません。

私は不在ですが、スポーツフェスティバルにも参加しEVE祭 (11/23-25)にも出店します(今年は「豚汁」です!)。SPにも5名参加しています。また伝統の地獄の冬合宿も同志社びわこリトリートセンターで11月に開催します。来年度ゼミである若ゼミ19期生(4回生からのスタート)、20期生(3回生)への若ゼミの案内方法についても画期的なものを考えてくれています。

若ゼミ卒業の諸先輩におかれましては是非後輩である若ゼミ18期生をこれまで以上に温かくサポートしていただきたくお願い申し上げます。

さあ!卒論に向かって! Never miss an opportunity to be fabulous!

(2018.9.25)

★今回の教訓:iSeminar なかなかいいかもしれない。(c) を取っておこうかな。Googleで検索すると眼医者さん関係が出てくる。なるほど、アイか。
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オックスフォード通信(210)i-Seminar 第20回目: 卒業アルバム

本日のゼミは卒業アルバム用ゼミ写真撮影でした

毎年のことですが、全員そろって写真を撮ることが最大の目標。次が撮影場所の工夫。卒アル委員のNさんとMさんが粘り強く学生支援課と交渉を重ねてくれたおかげで、通常立ち入り禁止の楽真館ラーニングコモンズ屋上での撮影をすることができました。越ケ谷さんも立ち会いありがとうございました。

長年、アルバム写真を撮って頂いている長浜スタジオさんとインターネットでお久しぶりの挨拶をさせて頂いてから、ラーニングコモンズ教室内での撮影。ゼミメンバーの配慮が行き届いていて、私もインターネット経由で教室内集合写真に参加させて頂きました。

イギリスに行くことになってからこのゼミ写真が気がかりの種でまさか参加できるとは思っていなかったのでインターネットの威力をあらためて認識したよりも、私も入れてあげようといろいろと苦心してくれたゼミメンバーの温かい気持ちに感動しました。おかげさまでこれまでのゼミで撮ったことのないようなユニークなゼミ写真を撮ることができました。

屋上にも携帯経由で連れて行って頂き、ゼミの集合写真風景をLINEビデオ経由で中継して頂きました(最初は教室の荷物番をしていたのですが=大魔神のように(知らないか)教室の大スクリーンに私の顔を中継して誰も入ってこないようにしていただけ)。

久々にみる京都の北山は綺麗でした。大文字山、比叡山もくっきり。いい天気で小道具の風船も効いていて最高のゼミ写真撮影となりました。その素晴らしい背景にゼミメンバーの最高の笑顔が映えました。みんないい顔をしていました。

秋はこれから本番ですね。スポフェス、SP、冬合宿、EVE、そして卒論の完成・提出が待っています。この笑顔でゼミを世界一に押し上げていきたいです。

Never miss an opportunity to be fabulous!

PS. 本日よりワカモトナツミHPから「若ゼミインスタ」「若ゼミFAQ」のリンクをオープンしました。来年度若ゼミに興味のあるひともそうでない人も是非ご覧下さい。

(2018.10.23)

★今回の教訓:写真はいい。と再認識した一日。卒論のフィードバックをコマ目に、一方チャプター毎にフィードバック方法を変化させることが必要。
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オックスフォード通信(152)Wedding 2

お祝い事は続くもので同じ学年のゼミ(11期生)のMさんが結婚されました

8/21に挙式をあげられたMさん(通信147参照)とイニシャルが同じなのは偶然ですが、二人とも先生をしているのも偶然です。

今回結婚されたMさんは中学校教諭(英語)として関西のある都道府県で採用されたあと教員の身分のまま青年海外協力隊に2年間参加して帰国されたところ。今後はご主人の仕事の関係で(恐らく)香港に移り住むと聞いています。

今回も同じゼミであったメンバーがたくさん集まり彼女の門出を祝福したのはとても喜ばしいことだと思います。卒業後もこのように何かお祝い事がある度にみんなが集合して旧交を温める姿を見ることができるのはゼミ担当者としてこの上もない喜びになります。もちろん日本にいれば参加してお会いしたかった気持ちもありますが、それ以上に彼女達が集まっている姿を見ることができるのは教育に携わるものの至福の時と言えると思います。

It is a small world.

世界のどこにいても、世界一の家庭を二人で築いて頂きたいと思います。

そして若ゼミ11期生の皆さん、これからもゼミの絆を深め、更にゼミを発展させて行ってください。

Yes, we can!

Congratulations!

(2018.8.26)

★今回の教訓:信じるところから可能性は拓ける
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オックスフォード通信(150)学会 2

We are done with that

リスニング能力の測定について質問したのですが冷たい答えとそれに続く笑い声。まあきちんと聞いていなかったと言えばその通りなのですがそんな風に言わなくても、と正直思いました。

これは昨日の話で、オーストリアの研究者の発表の際の一コマです。なかなか難しいものですね。お、これは・・・と思うと考え始めてしまうので、その間発表の声は聞こえてこないものですね。質問するとこんなこともありますし、誰も気にしていないので、私も気にしないのですが、次からは発表を遮っても質問を思いついた時にするべきだと思いました。

悔しいので(正直なところ)その日には聞かないで、翌日ブレイクの間にいいタイミングがあったのでその件についてもう一度話をしてみました。すると本当はなかなかいいところをついていたようで少し嬉しく感じるところもありました。

今回の学会で面白かったのは全てのプログラム(基調講演、ワークショップ、ポスタープレゼンテーション、シンポジウム)が終わった後に3グループに別れて、グループディスカッションがあったところです。全体についての感想を言い合ったり、疑問点について意見交換したりと。これはいいシステムだと思いました。しかも、そのまとめを全体でするとかそのようなプレッシャーのかかることはしないで、グループの中で自由に話をすることを重視しているようでした(まとめをするとなると誰かが記録をとったりまとめたりしなくてはいけなくなる)。

特にメキシコからの研究者の話が興味深かったです。

これまで見過ごしていた領域だったのですが、現在の研究テーマとも関連性を考えることもできました。

集中的に何かについて話を聞いたり考えたりするのは貴重なことだと改めて感じました。もうすぐ9月です。

(2018.8.24)

★今回の教訓:イギリス風の学会の在り方も面白い。
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オックスフォード通信(147)Wedding

Mさん(11期生)がハワイで結婚式を挙げられました

Mさん達がゼミを卒業してから早7年の月日が経ちますが、彼女達といろいろなプロジェクトに取り組んだのはつい昨日のことのように思い出します。

合い言葉は Yes We Can!

可能性の塊だったゼミですが、卒業後も変わらないところが素晴らしいです。16名個人がそれぞれ異なる環境でパイオニア精神を発揮しながら、若ゼミのそれぞれを思う気持ちが素晴らしいと思います。

結婚式は無条件に素晴らしいものですが、この結婚式は格段にすばらしいもののように思います。

ハワイの夕日に浮かぶ彼女達をみているとまだまだ彼女達のチャレンジャーとしての旅は続くように思います。

その写真に映っていないメンバーも含めて18名(!?) 全員の明るい未来を示しているように思いました。

Mさん、ご結婚おめでとうございます。

そして、若ゼミ11期生のみなさん、卒業後も笑顔で頑張っている姿を見せて頂き、嬉しかったです。

ゼミはいいですね。

Congratulations!

(2018.8.21)

★今回の教訓:彼女達の笑顔をみながら「花子とアン」でブラックバーン校長が述べた言葉を思い出した。Life must improve as it takes its course. Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past, but in the future. … Mさんとご主人、そして若ゼミ11期生のみなさんの未来に幸あらんことを!
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オックスフォード通信(119)i-Seminar 第15回目: 春学期しめくくり

昨日は、インターネット・ゼミの春学期しめくくりとなりました

オックスフォード大は既に夏休みにはいっていることを考えると、日本の大学は長期間に渡って勉強していることになります(本題とは関係ないですが、遠くイギリスから漏れ伝わる日本の国政や社会状況を傍観すると、日本は制度疲労していて、国の行く末を誤っているように思います。私は政治家を非難しようとしているのではありません。彼らには日本の100年先や200年先の自分達がこの世からいなくなった後のことを考えるリーダーとしてのビジョンがないのは事実ですが、そのような政治家を選挙に行って又は棄権することによって選んでいるのは日本国民です。そのビジョンがないのは実は日本国民自身であって、国政の状況は日本国民の映し鏡になっているのに過ぎないと思うのです。自分はこれが[仕事が、家庭が、勉強が]忙しいので政治のことは何世も続く政治家のみなさんにお任せしますと言っている間に、世界の大勢からみると、独自路線を行くと言うよりも、行っては行けない方向に危険も顧みず、みんなで進んでいるように思えます。大学に話を限ってみても、15回も授業をする必要はありません。特に今年のように暑い夏の中、効率が上がるわけはありません。それは、大学といいながら、大学評価委員会とか文部科学省に従順であろうとする、大学自治とはかけ離れた態度を取っているからです。なぜそのような態度を取るかというと、それが正しいからではなくて、そうしておけば社会的にも現在では大学内からも非難されないからです。そこに欠落しているのは大学で学ぶ学生や教職員の実際の姿です。効果があれば20回でも授業をすればいい。でも大学設置基準に書いてあるからといって、文科省からの指導があるからと言って盲従しているだけで、大学の将来を真剣に考えているとは到底思えません。自分達が非難されなければ・・・穏便に事なく進めることができれば・・・この理由なき消極主義が日本中にあふれているように、イギリスからは見えます。その裏で文科省の局長が自分の息子を裏口入学させたというニュースが象徴するように無為に権力を持った人達は見識のない行動をとる、それをマスコミが非難する、けれど国民は仕方ないと、どうせ何も変わらないとあきらめ、テレビのお笑いを見、世界一便利なコンビニに買い物に行ってその怒りを静める。でもそうかな、と思います。日本人は総体としてみたときとても優秀だし、ひとりひとりのポテンシャルも高い。要は、控えめするぎるのかもしれないと思うのです。もう少し自分を信じて、つまり自分にできることがあるいことを信じて行動すればまわりの雰囲気は一変すると思います。小学3年生の時、バカなことを考えていて、日本人一人一人から1円ずつもらった、1億円以上のお金になる、と[もちろん、全国民に対して同じ事ができないのでこれは成立しないのですが]。ひとりの力は例えば、1円くらいですが、集まると1億円の力になる、1億円も1円なければ9999万9999円でしかないということです。問題はみんなそのことは知っているけれど、行動を起こそうとしないことです。ではどうすればいいかというと、宮崎駿が「半径何Mのしあわせ」ということを著書の「出発点」・「折り返し点」[どちらか忘れました] に書いていますが、ここにヒントがあると思います。トップを替えないと世の中は変わらないと思う人が多いかもしれませんが、これは多くの場合不成功に終わります。なぜかというと、なかなかトップになれないし、トップになるまでに妥協の産物を沢山作ってしまって、トップになったときには本来の目的をほとんど忘れてしまって、世の中はそんなに甘いものではないとつぶやくのが精一杯になってしまうからです。割と簡単にできる道は、自分の半径1メートル以内を幸せにする努力をすればいいのです。これはできる。昔、自分の家の玄関をキレイにすれば世界は美しくなると聞いたことがありますが、よく似た論理だと思います。これを半径3Mくらいにしてこの春プロジェクトに取り組んだのが若ゼミ18ということにもなります。彼女達が普通のゼミとは異なるのはゼミの運営に関してはおよそ頼るべき指導者が近くにいないということです[アカデミックな部分についてはKitao先生に大きな薫陶を受けています]。じゃあ、自分達で自分達のゼミを何とかしなくては、という気持ちになる訳です。これはゼミだけでなく、結婚している人は自分の家庭は世界一の家庭にしようと思えばいいわけですし、先生をしている人は自分のクラスを世界一の教室にしようと思えばいいわけで、政治家にならなくても[なってもっと教育費を増やしてくれると有り難いですですが]できるわけです。この自分+自分の周辺を変えようと思う気持ちがあれば社会の向きを間違えることはないと思います。ただそこはぬるま湯だけではいけないわけで、建設的に意見を述べる人や前提を作りすぎる[=これは自分達には無理だ]といけない訳です。オックスフォード大に来てほぼ4カ月経ちますが、この大学が世界一であって、他のランキング1000番台の大学と根本的に違うことは[これまで色々書いてきましたが]ないように思います。違いは実はほんの少しで、その違いというのが、真面目に将来を考える、コツコツと実践している、夢の実現のためには先入観なく誰とでも話をする、この3つくらいです。ただその根底には、自分は社会の役に立るはずだという自信(自己効力感)があると思います。というとなーんだ、やっぱりそれはオックスフォード大学だからできるのだ、という人もいるかもしれませんが、そう思う人は「半径を狭くすればいいわけです」。Think globally, Act locally. という言葉もそのような意味合いなのだと思います。日本で政治家や高級官僚と言われる人達を責める前に[彼らは責められるべきだと思いますが]、それを他山の石として自分の持分の半径をハッピーにする方向に生かせば、結果的に、1円×1億=1億円の論理で、社会は健全になると思います。前置きが?長くなりました)。

さて、昨日は同志社女子大学側のWifi状況がよくなかったようで(このどこが悪い?は場所の特定のが難しいです)、計4回止まってしまいましたが(2回は私が話をしている最中でした)、ゼミメンバーの早急な対応でそれほどフラストレーションを感じることなく進めることができました。

ポスターセッションと春学期のまとめを行ったのですが、しめくくりに相応しい充実したセッションになったと思います。強く感じることは前置きに長々と書きましが、以下の3点です。

1a. 自分達のゼミに17名が責任持とうとしている
2a. 仕事の分担を公平 (being fair) かつ平等 (being equal) にしようとしている、誰かに任せってきりにしない
3a. 楽天的ものごとを進めようとしている

また、それぞれに対応する形で具体的な行動として、以下の特徴を見て取ることができたと思います。

1b. コンピュータの設置設定に象徴されるように縁の下の力持ちになることをいとわない
2b. いろいろな局面でゼミのリーダーが入れ替わる
3b. 大学行事も含め、どうせやるなら楽しく進めようとしている

4月9日の4回生第一回ゼミから終わってみるとあっという間でしたが(その意味でもこのブログにこと細かく記録しておいて良かったと思います)、いい成果を上げてきていると思います。ただ、「百里を行く者は九十を半ばとす」という「戦国策」の戒めにあるように、本当にまだ半分なので、敢えて「ゼミはこれからです」という気持ちで気持ちを引き締めて「世界一のゼミ」を目指して新たな考えをめぐらせたいと考えています。春学期、多くの方々にお世話になりました。特に、Kitao先生、TAのKさん、事務室の池内さん、三浦さん、スタッフの皆様には一方ならぬお世話になりありがとうございました。これらかも無理難題をお願いすることがあると思いますが、引き続き、ご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さあ、夏休み!

(2018.7.24)

★今回の教訓:若ゼミ 17期生に餞別に頂いた2018カレンダー。7月の欄は「夏は汗も書くが、収穫も多い」と一言が。オックスフォードも史上最高に熱いといわれる夏だが、こちらでも頑張りたい。
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オックスフォード通信(118)第16回英語英文学科ポスターセッション(後編)

ポスターセッションについての若ゼミ18メンバーの感想をお届けします

今回はTwitter風に140文字以内でのコメントです。

ポスターセッションを通して自分が進めている卒論を客観的に認識することができた。発表準備や実際の質問から今後の展望が見えてきた。また、ゼミメンバーや他のゼミの発表を聞き、良い刺激やヒントも得ることができた。SPや実習報告などを見てもらう機会もあり、一つの分岐点として今後の活力になった。(RH)・・・「客観的」というところがいいですね

目標としていた相互的なプレゼンテーションができた。他のゼミの卒論の進め方や考え方に触れることができた。今後の課題や詰めの甘さを感じた。他の発表を見てモチベーションが上がった。ポスターセッション委員として円滑に運営することができた。(ibeibe) ・・・「インターラクティブな発表」いいですね。委員ごくろうさまでした。

このポスターセッションを通して、これから書く卒論の内容をより明確に理解することができました。今まではただ、大まかな内容でしか考えられていなかったことを、他人に見やすくポスターにまとめ発表することで私自身も自分の卒論の内容をより具体的に決めることができました。これからさらに構成を固めて、卒論に取り組みたいと思います。 (べいびー)・・・発表することで自分自身気づくことができるのですね。いいポイントです。

ポスターを作る過程で自分が何について卒論を書こうとしているのかを改めて考えることができたし、他の人が何について研究しているのか、新しい発見をすることができ、貴重な時間になった。(うどん) ・・・他のメンバーの研究を通して自覚できることは重要ですね。

ポスターセッションを通してもっと自分の研究を深めたいと思った。係の仕事などで抜けなければならなかったので、他の人の発表があまり見れなかったのが心残り。次回は今回よりもより良い発表にしたいし、良い卒論ができるよう努めたい。(AiAi)・・・「もっと」という気持ちは重要ですね。

今回のポスターセッションにて卒業研究の途中経過を発表する機会をいただいたことで、今までの努力とこれからの課題の両方を客観的に認識することができたと思います。また他のゼミメンバーの発表を聞き、私ももっと様々な角度から自分の研究を進めていこうと感じ、いい影響を受けることができました。(MI)・・・「様々な視点」という点が重要ですね。

ポスターセッションを通して、似たような内容を扱っている発表を聞くことによってまた新たな観点からの見方考え方が自分の中で生まれたり、発表や質問を通して自身の卒業論文においてもっと詳しく書かなければならない点が浮かんできたりと、とても有意義な時間を持つことができました。これから自分の課題と向き合って良い卒業論文にしあげていきたいです。(poco)・・・「新たな考えが自分の中で生まれる」ことは素晴らしいことですね。

私は人前での発表やプレゼンには苦手意識があり、今回のポスターセッションも億劫でしたが自分なりに質問紙を何回も書き直したりして頭に入っていたこと、みんなが笑顔で見守ってくれたことにより少し苦手意識が緩和したような感じました。また課題も見つかり卒論まであと半年頑張りたいです。(こあら)・・・発表の積み重ねが苦手意識を克服することになりますよ。

今回のポスターセッションでは、改めて研究したい内容について、また今後どうすれば良いかについて考えるいい機会になった。他の人の発表を聞くことも、とても刺激になった。きちんと準備して望めなかったことが反省点だ。ポスターの彩り、構成を含めて、工夫する必要があった。これからは、自分の納得のいく卒論を仕上げることができるよう、真剣に取り組んでいきたい。(N)・・・ポスター発表では特にポスターの仕上げは重要なポイントですね。

今回のポスターセッションで卒業論文に対する意識が向上したことが最も良い学びになったと思います。友だちの発表からは多くの新鮮なアイディアを発見しました。その為、自分の現段階の考えはまだまだ未熟なものであると再認識しました。自分の研究したい内容についてさらに検討し、考えを深めていきたいと思います。 (Haruka)・・・未熟であることを自覚できれば大成功なのかもしれません。

ポスターセッションを通して、自分の研究がまだまだ広すぎてごちゃごちゃしてしまっていることに気付きました。同時に、みんなの発表を聞いて、こんな考え方もあるんだなと視野を広げることもできました。みんなの笑顔の多い最高のポスターセッションになったのではないかと思います。(お蕎麦)・・・「笑顔の多い」発表会は若ゼミ18のこれまでのゼミの映し鏡ですね。

今回のポスターセッションを通して、まだまだ自分の研究を試行錯誤しなければ、明確な結論にたどり着かないかもしれないという焦りが生まれました。他の人の発表を見て、フォーカス出来ている人がたくさんいたので、自分の研究をもっと見直すべきだと考え直すいい機会となりました。(n2)・・・「見直し」の機会になれば、発表会は大成功です。

ポスターセッションを通して、自分の卒業論文のテーマについてもう一度しっかり考えることができた。発表形式についてはコーチの助言を参考に聞き手に質問をすることで、聞かせるだけのプレゼンテーションではなく、自分らしい発表になったと思う。まだ研究内容への理解が十分ではないので、しっかり研究を続けて行きたい。(ぴ)・・・「自分らしい」というところが素晴らしいですね。

ポスターセッションを行なったことによって、これまでぼんやりとしていた内容を順序立てて整理することができ、具体化してきたと感じた。また、メンバーの発表を聞いたことで、改めて卒論に対する姿勢を見直すことができ良い刺激となった。今後は、メンバーからの質問で得たアイディアを参考にしながら高い意識を持って取り組み、納得のいく卒論を仕上げていきたいと思う。(MY)・・・他のメンバーの発表を聞く事はいい刺激になりますね。

ポスターセッションをすることにより、自分の中で曖昧だった研究内容を客観的に見ることが出来た。また、他の人の発表を見て、視野も広がりました。これをきっかけに、卒論に対する意識が高まりました。(non)・・・「視野が広がる」ことは卒論だけでなく人生にとっても重要ですね。

ポスターを作成していく中で、自分の卒業論文のテーマにより自信を持てたと思う。ポスターセッションを通して、このテーマで卒論を書きたいという気持ちが強まった。また、他のメンバーの発表を聞き、良い刺激になったと同時に、自分の研究へのヒントも得られた。これから一生懸命、研究を進めていきたいと思う。(Satosato)・・・「自信とヒント」大事なポイントですね。

ポスターセッション本番までの過程で、自分の研究テーマを客観視し、全体を見ることが出来たので本文の執筆に大いに役立ったと思う。発表後の質疑応答でも、今後のディスカッションに加えるべきものが出てきたので、有意義なものになった。他のゼミの発表も聴けて刺激にもなった。(ひつじむし)・・・「ディスカッション」は卒論最大のヤマ、そこへのヒントが得られたなら大成功。

(2018.7.23)

★今回の教訓:17名それぞれのコメントを読みながら、このゼミはどんどん進化成長しているように思う。教員に変に頼ることなく、互いに励まし、刺激し合いながら学んできた成果だと思う。17名の大所帯ゼミだが、全体に埋没することなく、ひとりひとりが際立っているのが素晴らしい。きっと世界一の卒論を書き上げることだろう。あらためて、第16回英語英文学科ポスタープレゼンテーションの成功を祝福したい。Congratulations!
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オックスフォード通信(116)第16回英語英文学科ポスターセッション(前編)

ポスターセッションが開催されました。

これは春学期のしめくくりという意味もありますが、卒業論文の中間発表という意味合いをもっています。本来は、7/7(土)に予定されており、それに向けゼミ内でのリハーサルなど万全の準備をしてきたのですが、西日本豪雨の影響で21日(土)に延期されていたものです。

私は最初はフルに参加しようと内心思っていたのですが、純正館のWifi状況や入れ替え時間を含めた15分間という限られた時間の中では難しいと判断し、イギリスから声援を送ることにしました。

インターネットゼミを14回積み重ねただけあって、メンバーがいろいろと知恵をしぼり、各自の発表はデジタルビデオカメラ(SDカードを購入しました!)にフル録画し(後の作業を勘案し、各自の発表の合間にはポーズをいれる)後にYoutubeのグループシェアでイギリスからも閲覧できるようにする(この日はKitao先生も校務の会議のため参加できなかったためこのビデオはとても役に立つと思います)、また各自の発表の最初の1分間をスマートフォンで録画し、ゼミLINEにすぐに共有する。

私はリアルタイムで全部見ながら、念力で応援しようと思っていたのですが、立ちはだかったのは時差の壁。日本でポスターセッションの開会式は午前9時半(英:午前1時半=まだ大丈夫)、発表開始、午前10時(英=午前2時、大部あぶない)と午前11時頃(英=午前3時)まではLINEにほぼリアルタイムで送られてくるビデオを観ながら応援していたのですが、ふと気づくとイギリス時間=午前6時前(日本時間午後2時)となっておりました。すいません、睡魔につい足を踏み入れてしまいました。合計10名はほぼリアルタイムで見れたのでよしとすべきでしょうか。

しかし、LINE(本当に役に立ちました!)に送られててくるビデオや写真を見ながら、若ゼミ18期生、ひとりひとりの成長とゼミとしての確かな躍進に熱いものがこみ上げてきました。夜中でしたが。今回はポスターセッションとしてははじめて全編英語でのプレゼンテーションでしたが、リハーサルのと時よりもグンと自信にあふれた発表をしていました。またゼミとして和気あいあいとしたムードがよく伝わってきました。これも実行委員を務めてくれたAさんとRさんの尽力が大きいと感謝しています。

最初にゼミ全員で記念撮影をしている姿も嬉しかったことのひとつです。言われなくても自分達で全員揃っての写真を撮ろうとする姿勢にジーンんときました。自律性は確かなものになってきています。実は毎年4回生全員でも撮影しているのですが、今年は誰も言い出さなくてないのかな、と思っていたら、事務室のIさんからその写真が送られてきました。

とかく、自分がいなくては・・・と思いがちなところがあるのですが、いなくてもちゃんとみんなでやってくれるのだなあ、と来年帰国した後も、肩の力を抜いて、他の人にどんどん任せてゆくべきだと再認識することもできました。

当日は、若ゼミの先輩も応援にかけてつけてくれるなど幸せな気持ちにしていただいたポスターセッションでした。明日はこの続きを書きたいと思います。

(2018.7.21)

★今回の教訓:若ゼミ3期生が立ち上げたポスターセッション。学科正式行事になって8年くらい。13人が蒔いた種は着実に成長している。
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オックスフォード通信(112)i-Seminar 第14回目: 短縮ゼミ

京都は祇園祭宵山です。

そのため4コマ目のみの短縮ゼミでした。

インターネットの調子も本日もあまり良くなく2-3回つなぎ直す、FacetimeからLINE Videoへの切り替えなどをゼミメンバーにして頂きました。

同志社女子大学側のMacbookはApple TV を通して教室のスピーカーから私の声が出る設定にしていただいているのですが、時々私の声が反響してしまい私が話をしているときに1-2秒遅れで自分の声が聞こえてしまうことがあります。自分の声が聞こえると話しにくいものですね。

ただ、14回目(実際には13回)になるとあまり細かなことを気にしなくなるのも面白いところです。最初の頃はうまくつながらなかった、などということに正直、落ち込むこともあったのですが、最近はうまくつながらないことを前提」として考えられるようになってきました。それよりも「ゼミ=授業の構成」の方が重要だということに気づきます。

さて、本日 (7/16) は前回の続きで「データ分析応用編」としてKitao先生に VassarStats を使ったワークショップをして頂きました。descriptive statistics、t-test、correlationなどをサンプルデータを使った分析です。若ゼミではこれまでSPSSを使った分析を伝統的におこなってきましたが、この VassarStats (私も本日初めて使わせて頂きました)は一つ一つの統計分析の手法を学ぶのに適していると思いました。SPSSは一気に出してしまうので「楽」なのですが、統計手法の意味について考えない傾向がありますので、この VassarStats と SPSS を組み合わせると最適だと思います。

統計を実際に使うのには時間が掛かります。本日のゼミでも??が2の3乗くらいついたメンバーもいると思いますが、使いながら理解してゆくものかもしれません。

さて、春学期のゼミも来週で終了。その前に、卒論中間発表の位置づけの第16回ポスタープレゼンテーションも予定されています。秋学期も見据えて、ハードウエアの強化もしたいと考えています。具体的には、TV通話の本家、スカイプの使用です。なぜこれまで使ってこなかったのか、自分でも不思議ですが、無料ソフトが公開されていますので使って見たいと思います。

(2018.7.17)

★今回の教訓:ワークショップスタイルのセッションにはインターネットゼミはまだ弱い。Macの画面共有も可能性の一つ。インターネットゼミの面白いのは次々に克服すべき新たな課題が生まれること。しかし見えてきたのは、学びとは何なのか、授業とは何なのか、コミュニケーションとは何なのか?というシンプルな問い。これは普段の対面式授業では見えてこないもの。
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オックスフォード通信(104)i-Seminar 第13回目: より自律的に、より注意的に

回線・接続状況やコンピュータの状態に左右されるのがこのインターネットゼミのアキレス腱

13回のゼミで本日が同志社女子大学 = オックスフォードのコミュニケーション状態が最も良くありませんでした。

前半(4コマ目)は、私(オックスフォード側)のコンピュータで見る限り、ゼミの映像・会話とも問題はなかったのですが、同志社女子大学側で映像は映っているものの声が途切れ途切れで聞き取りが不可能な状態でした。幸い、本日のゼミはKitao先生に統計についての講義をしていただく予定にしていましたので、ゼミ自体の進行には問題がなかったのですが、ゼミ最初のVermont Talk (small talk) や今日の一言の説明は困難な状況でした。TVの中継でよく音声が途切れました、映像が固まりました、といったことが時々見受けられますが、まさにそのような状態です。

ここは前回同様、LINEを使い、私のコメントや補足、質問はLINEで文字情報で載せるという形式をとりました。いわば、テレビの副音声による解説といったものです。

ただし、「言いたい事をすぐそのまま」言うといったことができないのでこちらのフラストレーションは高まります。コミュニケーションで即時性と双方向性がいかに大切なのか、実感できます。

ただ物事には必ず両面(いい側面と同時にネガティブな側面)があるように、今回のような問題な場面では、ゼミメンバーは集中して私の声に注意したり、聞き取れたメンバーが言い直してくれたり、自分達で何とかしようという意識が芽生えたように思います。より自律的に、といったポシティブな面です。

今回の不具合は西日本の大雨の影響によるインターネットの不具合かと疑ったのですが、4コマ目と5コマ目のブレイクの間に、コンピュータを再起動したら、ほぼ解消しました。なんだ、と思うのですが、4コマ目のゼミ中には思いつきませんでしたし、ゼミの途中でコンピュータの再起動は時間も取るのでなかなかできるものではありません。

その上で改善策を以下の通り考えてみました。

A. Facetimeによる(又はその後のLINEによる)通信状態が良くないときは、可能であればコンピュータを再起動して試す。

B. Aのためににもコンピュータの接続はゼミ開始の5分前には接続を試み、確認する。

C. もう一台、オックスフォード側でコンピュータを用意し、Aの場合には「別の」コンピュータでの接続を試す

D. A-Cで効果が見られない場合には、スマートホン(iPhone)による接続も試す

そこまでしてインターネットゼミをするか、とも思いますが、逆にいうなら「そこまでしてゼミをしなければならないものは何か?」を教員も学生も問いかけるべきなのかもしれません。

(2018.7.9)

★今回の教訓:インターネットを使っている際、再起動は案外効果がある。ターネット・ゼミをしている限り何かトラブルはあると思っている方が健康的。これは通常の授業でもそう思っておく方がいいのかも。トラブル耐性を強くしよう。たくましくなるわ。
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オックスフォード通信(97)i-Seminar 第12回目:多様なメディアの利用が当たり前

本日のゼミはプレゼンテーション・リハーサルです。
朝7時から英語で授業をするのも随分と慣れてきました(サマータイムが終わる頃が怖いです。現在は夏時間で1時間進んでいますが、これは見せかけの時間で本来の時間よりも1時間進んでいます。地球儀で考えると分かりやすいですが、1時間遅くなるとそれだけ日本との時差は大きくなり、現在の8時間が9時間に。夏時間ゼミの朝7時から10時(と言ってもほとんどいつも10時半から遅いときは11時)が朝6時から9時又は10時までになります。偉大な先人のように(また来年還暦を迎える中高年として)そろそろ朝型の生活に本格的に移行する時期なのかもしれません(ゲーテは朝3時とか4時に起きていたそうです。「朝の時間は金貨をくわえている」という有名な言葉を残しています)。

さて、本日は第16回を迎える英語英文学科ポスターセッションのためのリハーサルです。プレゼンテーション成功の一番の秘訣は一度リハーサルをすること。しかも個人ではしようと思ってもなかなかしないので、このようにゼミでするのが一番です。

春の教育実習も終わり、ゼミメンバー17名全員が揃ってのゼミとなりました(全員揃うとやはり一体感が一段と高まります。K先生、TAのMさん、私を含めると20名です)。ただ問題は一人10分のリハーサルを全員すると単純計算しても17×10=3時間、となります(すべき時には全員同じ部屋で同時にしなければなりませんが)。本日は例年通り、3部屋に別れ、同時進行で1時間ですることとなりました。また会場も互いに近くでするというイメージを持つために昨年秋にオープンしたラーニングコモンズ(楽真館)2F、ワークショップスペース、グループスタディールームで。

ここまでは正直なところ昨年までとほぼ同じなのですが、今年は物理的に私の分身(マック)を三部屋に各10分間の中で、移動するのは不可能なので、私はワークショップルームに固定、残り2部屋をK先生に見てもらうことにし、各自のプレゼンテーションを各々のモバイルホンで1分間だけ動画撮影しLINEのグループチャットにアップロードすることにしました。すると全部ではなくても各自のプレゼンテーションの様子をうかがい知ることができます。じゃあ、昨年まではどうしていたかというと、3部屋(4部屋のこともありました)を10分間で代わる代わるダッシュで部分的に見ていました。

今回のように、初めからインターネットをベースにしていると、他のメディアを使うことへの敷居が低くなることに気づきます。Face-to-face で普通に(?_)ゼミをしていると他のメディアを特に授業中に使うことは思いつかないものです。これは今回の発見です。

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またその他の発見として部屋は異なっても Wifi があればインターネットゼミはできること、S506よりもワークショップルームの作りがいいのか、遠くの声も含め声が聞き取りやすい状況でした(音響効果のため)。

一方、Facetimeは計3回フリーズしたのですが、全て音声は通じていて、オックスフォード側は正常だが、同志社女子大学側の画面だけがフリーズするという状況でした。また以前にも書いたのですが(通信62参照)FacetimeもLINEと同様、マイク(話す)とスピーカー(聞く)の切り替えがあり、同時に利用できないことのデメリットが多く見られました。特に話の始めの1-2音が聞き取れず、5講時は基本的に日本語で授業しているため、会話のスピードも英語よりも速いこともあり、話が理解しにく状況が頻繁に起こりました。普段のコミュニケーションがいかに「聞きながらすかさず話し、話しながら相手が話に割り込んできているか」よく分かりました。

ポスター発表会は今週金曜日。でもひとつ問題が。私が参加できそうにないことです。

その理由の一つが時差。午前9時半~午後4時半までの開催ですが、イギリス時間では深夜1時半~午前8時半までの時間になります。まあこれは私が徹夜するつもりで夜起きていればいいのですが、最大の問題が私がインターネットで参加することのインパクトです。いい意味もあるかもしれませんが、イギリスにいる私が参加することを良しとしない考えもあるのではないかと危惧します。

この記事を最後まで読んでいただいた方で、京都周辺にいらっしゃる方は是非、私の代わりに参加して質問をしてやっていただきたいと思っております。

ひょっとしたらインターネットを通して私とリアルタイムでお話をして頂けるかもしれません。

(2018.7.2)

★今回の教訓:コミュニケーションにターン・テイキング(Turn Taking、話者の交代)があるが、実際のコミュニケーションの場でのターン・テイキングは1秒以内の隙間のないスムースなものだ、ということがインターネットゼミをすると実感できる。
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(キャスターのついたMacbook)

オックスフォード通信(90)i-Seminar 第11 (10) 回目: オリバーストーン

映画『Snowden(スノーデン)』(オリバーストーン監督、2016年、Netflixでも視聴可)この最後のシーンにモスクワにいるスノーデンと(恐らく)アメリカの会場をインターネットで結んでインタビューをするシーンがあります

スノーデンはモスクワの一室でラップトップコンピュータ、会場にはスノーデンのテレビ通話の画面が映ったキャスター付きのモニター。そのモニターが時々インタビュアーや会場を向いてアイコンタクトを結んでいます。

このシーンを見ていて、ハッと思いました。今、若ゼミ18のインターネットゼミでしていることとほぼ同じ。違うところは、キャスター付きのマックが手動という事くらい。むしろ、MacをApple TVを通してワイヤレスでプロジェクタにつないでいる点は若ゼミの方が進んでいるかもしれません。

本日も午後3時(イギリス時間午前7時)~ 午後6時40分までの約3時間半のゼミ。改善点はハードではなくむしろソフトの問題。メンバーから指摘がありましたが(このような指摘があるところがこのゼミが世界一のゼミを目指している証)、インターネットの接続状況が良くない時にゼミがダレてしまうというもの。これはまだゼミが完全に学生主体となっていない証拠かもしれません。自分達の貴重な時間であり、大切なセッションと思えば緊張感も生まれてくるもの。この点は日本にいる若ゼミメンバーに改善を託したいところです。

これは1年限りの実験ですが、もしこのようなインターネットゼミを更に長期間続けるとしたら、オックスフォード側にスタジオではないのですが、机周りにMac、iPad、メモ帳、書籍と機能的に利用できるセットを作るといいと思います。最初の3回はオックスフォード大学からの中継でしたが、オックスフォード大学のインターネット回線(WifiはEdurome)がそれほど高速でないので自宅に切り替えていますが、特に自宅からの場合にはそのようなセットを作る必要があると思います。関係ないですが、オックスフォード大学の先生方の研究室(Office)では座り机を立ち机に切り替えることのできるデスクを使っている先生が多いように思います。

さて、4月から始まったインターネットゼミもいよいよ春学期最終の7月に突入します。第16回を迎える英語英文学科ポスタープレゼンテーションが7月7日(土)に同志社女子大学今出川キャンパスで開催されます。若ゼミは本年より英語でのプレゼンテーションに移行します。ポスターの出来ばえと共にゼミとしての一体感のある発表会を作り上げる心意気です。このブログをご愛読、またはたまたま読んだという皆さん、お時間が許せば、私の代わりに(私もできればオックスフォードから参加したいと思っていますが)是非発表を聞きに行ってやってください。

(2018.6.25)

★今回の教訓:オリバーストーンの映画との共通点を発見して興奮。ひょっとしたらかなり最先端のことをしているのか。インターネット、英語でのコミュニケーション、ファイル共有による遠隔地黒板(ホワイトボード)。
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オックスフォード通信(76)i-Seminar 第9回目:質問の仕方

本日も10名でのゼミとなりました。

先週で春の論文を読み終わったので本日はK先生に “How to write a thesis comfortably and effectively” というトピックについて講義をしていただきその内容について議論をするという形式を取りました。

今回は新たな実験としてK先生の講義中に質問やコメントをLINEのゼミグループに投稿して見ました。意気込んでいたのか、途中までゼミラインではなくてゼミメンバーのAさんの個人スレッドに投稿するというミスはあったもののなかなか面白かったです。

というのも、確かに、オックスフォードでもセミナーの途中で質問してね、とプレゼンターは言いますが、イギリス人でもなかなかそれはしにくいもの。まして日本の教室でネイティブの先生が話をしている最中に、”Excuse me?” というのもなかなか勇気のいるものです。

実際には私が投稿をしてそれをK先生が話しながら器用に見ているという形でしたが授業の一つのオプションとしてうまく機能したように思います。

K先生のアドバイス、このブログを読んでいる皆さんにも役にたつと思いますのでその一部を掲載しておきます。

(1) Make a schedule in a reverse way thinking backward, that is, how many days you have. As of today, you have 192 days left.
(2) Do not procrastinate what you have to do today. Write a little bit every day, say 100 words a day.
(3) Have a break. For example, when you work for 55 minutes, have a 5 minutes break. Also, think of having a day off. Geoguessor (https://geoguessr.com/) is good for a break.
(4) Think about when you can work better, in the morning or in the evening.
(5) Be strict to yourself.

(2018.6.11)

★今回の教訓:LINEを効果的に使うことも大学ならできるかもしれない。

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オックスフォード通信(69)i-Seminar 第8回目:若ゼミは教職ゼミではない!

教育実習がはじまり17名のゼミは10名でのセッションとなりました。

春学期1回目のゼミからプレゼンテーションを始めてヘッドスタートをしてきたゼミですが、本日のゼミで論文を9本読み終わりました(1本は春合宿で)。ゼミでも言っておりましたが少し灌漑深いものがあります。最終回は随分前の論文ですが私の論文を一緒に読んでいただきました。初めて国際学会誌に採択された思い出深い論文です。いいですね。自分の論文を読むとまだ30代でしたが夜遅くまで書いていたり、山城郵便局に論文を郵送しに行ったことなどを懐かしく思い出しした。最近は日本語で論文を書くことが多いのですが、英語で書くと世界の色々なところで読んだり引用してもらうことになるので改めて英語で書く重要性を感じます。今回、オックスフォードに招聘して頂いたのもこの論文が少なからず貢献してくれていると思います。

「人間はどんなことにでも慣れられる存在だ」(ドストエフスキー『死の家の記録』私はこのリンクの遠山啓先生の本でこの箇所を知りました、名著ですね)と言われますが、インターネット利用のゼミに日本のゼミメンバーもオックスフォードの私もいい意味で慣れてきたように思います。意志あるところ道ありと言いますが、当たり前のようにインターネットを利用したゼミが普通にできているところにここまでの8回のゼミの積み上げと同時に、この普通を支えてくれている縁の下の力持ちのゼミメンバーやゼミを温かくサポートしてくださっているK先生に感謝の気持ちで一杯です。就活や教育実習、SPなど多くのことを抱えながら黙々と頑張るゼミメンバーは素晴らしいと思います。

コンピュータに向かって話すことに最初は違和感を感じていましたが、今では普通に思います。テレビで中継をみると特に外国からの中継で私と同様の形でコンピュータやスマートフォンで話をしている姿を目にすると共感すら覚えるようになりました。

ただ、ここで満足しないようにしながら、双方向・快適・コミュニケーションを念頭に更なる発展を目指してゆきたいと思います。

オックスフォードは授業の最終週を迎えますが、日本の大学はこれからが山場ですね。

(2018.6.4)

★今回の教訓:Textingが次のポイントかもしれない。禁断かもしれないがゼミをしながらtextingをするというのはどうだろう。
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オックスフォード通信(62)i-Seminar 第7回目: インターネット良好

本日はインターネットの接続状況も良好でした。

三脚付きの疑似coachもConvener (MCの事ですが呼び方をこちらにします)が適宜話をしているひとの方に向けてくれるので理解不足に陥ることもなくこれまでで一番スムーズにゼミが進みました(ゼミメンバーのおかげです)。

このインターネットゼミをアントレプレナーシップに応用してみると次のような製品が出来上がると思います。

[製品パック]
MacBook(又はWindowsでもWiviaのような形で簡単にネット接続ができるもの)+ Pages(文書共有)+ コンピュータの三脚台 + 三脚

[製品動作環境]
Apple TV、プロジェクター、高速Wifiインターネット

[用途]
遠隔地とのグループディスカッション、担当者が遠隔地にいる場合のゼミ運営、将来的に大学の授業を自宅から実施(イギリス=日本で可能であるので、日本国内での実施はより容易だと思います)。

と、ここまで書いてきてこれだけでは売れないな、と気づきました。

更に必要なのは以下の装置ですね
・三脚にローラーを付けて音声のする方に近づいていくような簡単な歩行装置を付けること(→これは三脚の下に足の台を置いたらいいかも)
・声がする方に自動的にカメラ(Mac)が向くようにすること
・カメラにアバターのつける(簡単な写真でもいい)こと

すると簡単なロボットのようなものが出来上がるのでしょうね。ここまで書いてきてキャスター付き三脚はないものかとインターネットを調べてみるとあるのですね。これはいい。動きがスムーズになりそうです(注文します!)。

するとそれほどの機材というよりは授業の方法論として(ハードウエアではなくソフトウエアとして)考える方がいいように思います。そこから見えてくる理想的な授業展開。

準備:
1. 授業開始前に機材を教室に配置し、インターネット接続、Facetime 接続、Pagesのファイル共有を完了する

授業中:
2. 席の配置を3タイプ想定する
a. 全体を円にする→オープニング
b. 半円→プレゼンテーション中
c. 小グループ→グループディスカッション

このa-b-cの動きを全員が頭に入れてスムーズに移動できるようにすること。

3. 発言の確認を頻繁にすること(Clarification Request
インターネットを介して話をする際、音が途切れることが多々ある。特に、話のはじめが切れることが多い(Facetimeでもマイクとスピーカーが切り替わるので、例えば、イギリス側が話をしていて、日本側が話す際、マイクが十分切り替わらない状態で[これはイギリス側の端末コンピュータの]行われることがある)ので、分からない、聞こえない、音が途切れた場合には、普段のコミュニケーション以上に何度も、I can’t hear you. Could you say it once again? Could you repeat that please? などのセリフを多用する。

4. コミュニケーションのまとめを頻繁にすること(Verification Request
現在もしているように、発言のまとめをグループ毎にすること。その積み上げを大切にすること。

5. コミュニケーションを大切にしようとすること
意思疎通が最も重要なポイントと全員が認識すること。

授業後:
6. 機材の片付け
機材の片付けを丁寧にすることはもちろんだが、次のセッションを想定してコンピュータの充電などを怠らないこと。

もう10年以上前になりますが、4年間(2002-06年まで)、京田辺キャンパスの(当時は英語英文学科も同じキャンパス)情報メディア学科(情メ、現在のメディア創造学科)の教員をしていたことを思い出しました(そうなんです、ゼミは英語英文学科で担当していましたが所属は情メでした。全く分野の異なる先生といいディスカッションをさせて頂いたのを懐かしく思い出します)。その際に英語と情報(インターネット、コンピュータ)は相性がいいとよく教員間で話をしていたことを思い出します。共通点は英語もインターネットもメディア=何かを媒介するもの(=触媒 catalyst)という点です。情メにいたときはインターネットやコンピュータ→英語を議論していましたが、今、英語→インターネットやコンピュータの使い方を議論していることに気づいて驚いています。

若い時の苦労は買ってでもしろ、といわれますが、その意味ではいい経験をしたと思っています。空想ですが、京田辺キャンパスにあるMSC (メディア・サポート・センター)のようなものが今出川にもあれば更に議論を進められるようにも思います。今の情報創造学科ではこのような議論をしているのかしら、と思います。

現在、ゼミは純正館S506教室で行っていますが、ラーニングコモンズでしてみたらとかいろいろな可能性を考えたりします。

春学期の半分でゼミのベースが出来上がったように思いますので、今後はその発展の方法を考えてみたいと思います。(2018.5.28)

★今回の教訓:三脚に足を付けるのは発明!と思ったのですが既に開発済みとは。人の知恵はすごいですね。
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オックスフォード通信(55)i-Seminar 第6回目: インターネットはいつも安定しているとは限らない

若ゼミインターネットもすでに6回目。

春学期の40%まで来ました(実は2コマ連続でゼミをしているので実際にはもう12回以上。通常のゼミなら半期終了、オックスフォードは授業が8回なのでイギリス的にはすでに完了という換算です)。

本日はインターネットの状況が良くなく(予測はしていたのですが)、あわやここまでか、とも思ったのですが、ゼミメンバーの機転の利いた対応で何とか4時間近く(終わったのは午後7時前でした)のセッションを乗り切ることができました。特に前半の通信状態が良くありませんでした(これは同女またはオックスフォードの問題ではなくてその間をつなぐ大西洋・太平洋のリレー回線の問題だと思います)。

Facetime (apple) でスタートしたのですが最初から画像がモザイク状態で判別が厳しい状況。互いの音声は途切れ、途中からLINEに切り替えたのですがLINEは通信自体ができない状況に陥りました。そこでLINEの (Facetimeだったかも)音声のみに切り替えてインターネット電話状態でゼミを続行。

この間ゼミは随分整備されプレゼンターが事前にパワーポイントスライドをPDFにしてDropboxにアップしてくれているので画像がなくてもプレゼンテーションはフォローすることができます。ただこれまで何回か書いているように画面なしで音声だけ、しかも複数の、となるとさすがに厳しい状況ではありました。

ただ、画像を含めた通信が出来ている状況ではカメラとなっているマックをゼミメンバーがいろいろな角度から中継してくれたおかげでグループディスカッションにも参加することができました。

後半の5コマ目は画像も割と安定して従来通りのセッションに。Pagesの共有も最初は手間取りましたが徐々にこのワープロソフトを使った共有=手元のiPadを同女のホワイトボードに投射もうまくいくようになってきました。

特に本日のようなセッションを経験すると授業の構成要素を分解してみることができるように思います。授業で対面式で会っていれば全く意識することがないことですが、以下のような数式に再構成することができるかもしれません。

授業の土台 = (教師と学生、学生同士の)顔が見える + 声がハッキリと聞こえる + インターラクションをしようと思ったらいつでもできる

授業 = 授業の土台 + 知のインターラクション = スキルの形成 または新たな知の形成

普段の授業ではこの土台が見えにくいのですが特に教師は声が届いているか、目が行き届いているか、注意しなければならないと思います。

いずれにせよ、授業の土台は信頼関係を築くことと同じ事なのかもしれないと感じました。(2018.5.21)

★今回の教訓:臨機応変とはよく言ったものだが瞬時にできる力は大切。インターネットゼミを通して普段のゼミでは形成できない知を本年度の18期生は身につけられるのかもしれない。

“Education is what survives when what has been learned has been forgotten” (B. F. Skinner).

Seminar is what survives when what has been learned has been forgotten.
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オックスフォード通信(48)i-Seminar 第5回目: 視界が開けた!

若ゼミインターネットバージョン5回目。

このゼミがすごいと思うのは毎回進化していること、そして就活などがあるにも関わらず遅くなってもゼミに参加しようとする意欲です。本日も4時間目には2名間に合わなかったものの、5講時には全員がそろいました。また3回生ゼミメンバーであったゼミフレンドの2名も来てくれるなどオープンさもいいところです。

本日はモチベーションについて議論しました。プレゼンターの都合もあり前半は初めての試みで「リスニングをどう教えるか」教員採用試験の2次試験を想定して3人ひと組でディスカッションをしました。試験官1名、2名の受験者を想定して、まず受験者が1分間、自分の考えを述べ、その後5分間、2名がリスニング教材、教え方、評価、宿題のありかたについて述べるというものです。英語でのディスカッションですが5グループ、いい議論が出来たように思います。

本日よりMacBookの三脚台が登場し、マックを三脚につけて、丁度カメラが三脚に乗っているような形で中継をしていただきました(コンピュータが三脚に乗っているのは変な感じもするのですが)。

しかしこの効果は絶大でした。前回まで話をしている人の顔が見えないという事を言っていましたが、本日は(機転を利かせてマックを声がする方へ回して頂いたからですが)話をしている人の顔を見て英語を聞くことが出来ました。また本日は試しに私のフラットから中継をしたのですが、インターネット回線がおそらくオックスフォード大よりも早い、自分のコンピュータであるので(大学の備え付けではなく)Facetimeで会話をすることができました。Facetimeの利点はマイクとスピーカーが交互に切り替わらず、こちらが話をしている間も同志社女子大学側の音声が聞こえている、つまりインターラクションがシームレスにできること、画像がLINEに比べてやや鮮明であること(ややですが、この2-3%の違いは大きいように思います)、画面がコンピュータ全面になることです。一方、問題点は音声は続いていても画面がフリーズしてしますことが多い(オックスフォード側からはフリーズしませんでした)。

いずれにせよ、三脚、ゼミメンバーの機転、Facetime、この3点とPages(インターネット共有による実質的に私が同志社女子大学のS506教室のホワイトボードに字を書くことができる)によってほぼフラストレーションを感じない程度のゼミを構築することができてきたように思います。

ただこれはいわばこれまでの若ゼミの水準に追いついたというレベルですので、ここから+アルファを積み上げていきたいと思います。

研究とは研究をめぐる人間関係である」(京都大学前総長松本紘先生)、この言葉に案外ヒントがあるのかもしれないと思っています。ソフトとハードの融合。ゼミメンバー同士の更なる意見交換。そこからまた新たなモチベーションも生まれてくるのではないでしょうか。

次回ゼミをわくわくしながら待ちたいと思います。(2018.5.14)

★今回の教訓:いろいろと試すことは重要。ただ「聞こえません」「もう一度言ってください」と言っているのは私だけだが、同じ教室で同じ空気を吸っているメンバーは本当に分かっているのだろうか。コミュニケーションを問い詰めるとどこまで理解するかという問題に突き当たるのかもしれない。
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オックスフォード通信(41)i-Seminar 第4回目: 授業のつかみの重要性

イギリスは Bank Holiday でお休み。

そのような祝日なのかとおもいきや祝日の多くは Bank Holiday と言うそうです。何と言葉の経済的な使い方なんでしょう(New Year’s Day, 1/1; Good Friday; Easter Monday; Christmas Day: 12/25; Boxing Day, 12/26以外の3つの祝日)。

さて、若ゼミインターネットバージョン4回目。

日本はゴールデンウイーク明けの最初の授業。いいセッションができました。本日のトピックは少し難しい移民の英語能力の問題です。移民(留学)すれば英語の環境にあって自動的に英語能力が伸びると思いがちですがそう簡単な問題でもないということを議論しました。

論文はかなり難しいものでしたがNさん、Mさんがテキパキとポイントを突きながらプレゼンテーションをすすめてくれます。

若ゼミは発足当初よりバイリンガルでゼミを行っており、完全に日本語ということは一度もありませんでしたが、17期生から本格的に英語化をすすめ、基本的にはプレゼンテーション、ディスカッション、卒論発表会は英語で行っています。若ゼミ18は更に一歩すすめ3回生から100%英語で進めています。グループでのディスカッションも自然と英語でできているのがいいところです。

さて、インターネットでそれをすすめると・・・。こちらの問題ですが顔が見えないと理解力がグンと落ちるようです。というよりも話をしている人の顔が見えないと「聞こうという気」が下がるようですね。一方、話す際のコツは分かりました。

MさんとAさん達の尽力で新コンピュータのセットアップが完了し、無線で(Apple TV)プロジェクタにつながります。MCのRさん達が話をしている人の方にMacを向けてくれるので私はその人と(コンピュータ上ですが)アイコンタクトをしながら話をするようにしています。するとどうでしょう、普段のコミュニケーションと同様に気持ちよく話ができることが分かりました。TV中継もきっとこうしているのでしょうか。

また今日の収穫は、Pages(Wordのマック版)をインターネットで共有してそれを黒板のように表示することができたこと。これはすごい。時間差はありますが、iPad上でApple Pencilで書いたもの(Oxford)をそのままMac上のPagesで(同志社女子大学)表示してプロジェクタで表示できるもの。言い方は極端ですが、私がオックスフォードから同志社女子大学のS506教室のホワイトボードに直接、字を書いているようなことが可能となっています。現時点での問題は、iPadのPagesに手が触れると(Apple Pencilではなく)キーボードが出てしまうこと、コマ目に保存しないと共有されないこと、ペンの種類を考える必要があること、などです。でもこれは私の練習で上手くなると思います。

ただ、依然として、ゼミ冒頭のコンピュータ接続がなかなか。今日は回線の状態も良くなく(といっても3時間半もつなぎっぱなしでは仕方ないか)声が途切れ途切れに。Facetime 同士でつなごうとするのですが、コンピュータのFacetime同士(スマートフォンとはできると思います)が出来ない。結果的にLINE(コンピュータ同士)になるのですが。ということもあり、私が登場するのはスモールトーク(Vermont Talk)もおわり、はいcoach、という状態です。これは授業などでつかみが全くない状態で授業をはじめるようなものです。次週は自宅からの中継(フラットのインターネット回線スピードを試してみるため)ということもありますが、日本時間で14:45(イギリス時間、6:45)から接続を試してみたいと思います。

日本を出発する前は私はほとんど登場することが出来ないのではないか、と思っていたのですが、インターネットとゼミメンバーの献身的な働き、多くの縁の下の力持ち(分かっていますよ!)、善意によって、まさに「若ゼミインターネットバージョン」が完成に近づいています。

また今日は発見も沢山ありました(ゼミのいいところです)。

冒頭の「得意泰然、失意冷然」は私が高校時代ですから実に40年以上前に洛南高校の古文担当、安引昭弘先生に教えて頂いたのですが(その時の先生がお話になっている情景まで覚えています)、英語に直すと、最初は、”(Even) When you are in a good shape, do not boast of it. (Even) When you are in a bad shape, do not be discouraged” としていたのですが、後半のゼミで話をしている内に “Keep calm and carry on” なんだな、と気づきました。

これから、就活、教育実習など人生の岐路が本格化します。是非、このモットーを覚えて頑張って欲しいと念願しています。必ず、冷静な自分を取り戻すことによって人生が切り拓かれると思います。(2018.5.7)

★今回の教訓:インターネット版のゼミを実行することによって普段のゼミのどこがいいのか、引き算で分かる。「普段のゼミ」ー 「インターネット版のゼミ」= ? 逆もありか。「インターネット版のゼミ」ー 「普段のゼミ」= ?
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PS. 私には実は兄が二人おります(妹一人)。私が夏美なのでよく兄は?と言われることがあるのですが、長兄はご想像通り、春海です。私が生まれる前に亡くなってしまったので会うことはなかったのですが今日が命日でした。本日は、日本の母に電話をしイギリスから長兄を偲んでおりました。

i-Seminar 第3回目: ノンバーバルコミュニケーションの重要性

先ほどフラット前を横切ろうとおもったところ・・・

シニアの女性運転の車が丁度出てくるところでした。目とジェスチャーでお先にどうぞ、と言う(意図する)とニコッと上品な笑顔で返礼されます。意思が通じた、コミュニケーションが出来たという確証が得られた感じです。

さて、昨日、4/23は第三回目のゼミ。事前に発表スライド(パワーポイント)をDropboxの授業フォルダにアップロードしておいてもらい私はそのスライドをMacBookProでみながらゼミに参加しました。正直なところ日本出発前にここまで出来るとは思っていませんでした。しかもこの日は北尾先生が忌引きでTAのKさんがいるものの実質教員はゼロの状態ですが、若ゼミメンバーはモチベーションを切らすことなく前半は100%英語のゼミが実行できています。もうこれで満足です、といいたいところですが、人間目標が達成できると更に上!を目指したくなるもの。

このインターネット(Lineビデオを使っています。Googleハングアウト、ciscoを教えて頂いた5期生のMオンさん、ありがとうございました。ciscoは別としてGoogleハングアウトは使えるかもしれません。ただスムーズに実行するにはもう少し時間がかかりそうです)で、プロジェクターA(大きい方のスクリーン)にはプレゼンターの発表画面、プロジェクターB(小さい方のスクリーン)にインターネットで私のLINEビデオ画面が映っています(詳細は第15回、20回参照)。

で、次に何を目指したくなるかというと、音声=ことばだけのコミュニケーションでは何か物足りなく思うのですね。

電話:音声(言葉のみ)
ビデオ会話(テレビ電話):音声+画像(ただし、2D)

冒頭の年配の女性とはひと言も言葉を交わしていないのですが、満足感は十分得られています。よく私達はバーバルコミュニケーション(Verbal communication) 、すなわち言葉によるコミュニケーションがメインであって、あくまでも「補足的に」ノンバーバルコミュニケーション (Non-verbal communication) を行っていると考えがちですが(私もそう思ってきました。特に、ストラテジー研究をしているなかで、ジェスチャーはあくまでもコミュニケーション補足ストラテジーととらえていますので)、逆ではないか、と考え始めています。

そもそも言葉が発生する前はすべてノンバーバルコミュニケーションだったはずです。動物(昨日、Apple TV で A Dog’s purposeを見ました。2回目ですがジーンときます)とのコミュニケーションも全てノンバーバルコミュニケーションです(コミュニケーションできているとすればですが)。

ノンバーバルコミュニケーションこそ表情を通して、豊かに意図を伝えることができるものだと、実感として分かってきました。コミュニケーションで(普段意識していませんが)、相手の顔の表情や目や手の動きを見ながら意思疎通をしているのですね。今、私はいわば、コミュニケーションの要素を分解するプロセスに立ち会っているような気になります。

有名な、社会心理学者のアルバート・メラビアンは、コミュニケーションの比率を

= Verbal (言葉7%)+Vocal (音声の調子38%)+Facial (顔の表情55%)

と規定しましたが(メラビアンの法則、第20回も参照)、今、私は7%+10%+10% =30%弱程度でコミュニケーションしているのかもしれません。講義的な部分は伝わるのですが、冗談や小話(ゼミでしなくてもいいのかもしれませんが)はなかなか難しいです。

このコミュニケーションとは?またそれを可能にするコミュニケーション能力とは?コミュニケーションの条件とは?というイシュー(issue)についてはゼミメンバーと一緒に考え続けてみたいと思います。

インターネットではすでに分身としてのアバター (avatar) も登場しています (LineやFacetimeで使えないのかな?)。ただアバターが全てではないように思います。スター・ウォーズ第一作で、R2-D2がルークにレイア姫のメッセージを3D投射で映し出すのですが、あれができれば、理想的なコミュニケーションができるかもしれません。

日本はもうすぐゴールデンウイークですね。ゼミも1週とびます。ゼミメンバーには一人が更に6%ずつゼミに知恵を貸してくださいとお願いしています(6×17=102%)。本日は早速、MさんとAさんが新しいMacBookの設定をサクサクとしてくれました(ありがとうございます!)。このような機敏な動きがゼミに活力を与え、成長のための新たなヒントを与えてくれるのだと思います。

ゼミ卒業生をはじめこのブログをご愛読頂いている皆さまの更なるご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

(2018.4.23)

★今回の教訓:コミュニケーションしづらい状況におかれて初めて、コミュニケーションとは何だったのか、理解が及ぶ。もしそのコミュニケーションの秘訣が分かれば、親、教員として、また社会での相互コミュニケーションに活かす事ができることだろう。f:id:wakazemi:20180423065513j:image

オックスフォード通信(20)i-Seminar 第2回目: 若ゼミ(Seminar 18)の新たな挑戦

今学期2回目のゼミが開催されました(日本時間3pm-6:35pm; イギリス時間7am-10:35am)。

本日は最初からiPadの調子が悪く、TA加藤さんのMacbook Air-Line Videoでのインターネット中継となりました。オックスフォード側は、教育学部のR先生の研究室及びそのiMacをお借りして、Wifiではなく有線でインターネットでつながった状態での接続でした。

朝、6時20分にフラットを出発、目の前を2番のバスが通り過ぎる(よくありますね、マーフィーの法則)も、なかなか次のバスが来ず、慣れないもので一本前のバス停で降りてしまい結構歩いて、直前の研究室到着となりました。鍵は肌身離さず頭からぶら下げ(通信16参照)、私用に作って頂いたアカウントでコンピュータにログイン。ここまでは順調。ただ日本で出来てこちらで出来ていないのがFacetimeでの通信(本日のセッションをしながら、iPadは不安定でダメかもしれない、もう新しいマックを日本で買おうと思いました)。新しいマックならそのマック用のFactimeアカウントを作って(そのためには新しいApple アカウントを作らないといけないかもしれません)、イギリスから発信→同志社女子大学で受信とするとうまくいくかもしれません。

今日のセッションはClassroom Silenceについて。

このトピックは何年か継続して取り組んでいるトピックですが、なかなか解決策が見えきらない重要なトピックだとあらためて実感しました。そもそも授業中に静かにしていることが良くないことなのか(授業中は静かにしろと小学校から散々叩き込まれてきています)、良くないのならどのような解決策が生まれるのか議論しました。NETの立場のKathi先生、ゼミメンバーのディスカッション、TAの加藤さん、若本となかなか豪華な布陣が上手くかみあうようになってきた感じがします。ただ、ほんの少し、時差(LINEの場合、0.5秒くらい)と言葉が途切れることがある、特にこちらが話をしている時は相手の声は聞こえない、などの問題はあります。

またカメラが向いていないところで話をした場合、理解力がグンと落ちるのが分かります(メラビアンの法則)。

いままで対面式で贅沢なコミュニケーションをしていたんだな、ということをmediated communication (Playbookを持っている人は393番です)をしてみて実感しています。

またの機会に課題の提出や確認をどのようにしているか、書きたいと思います。また本日、久々に英語英文学科研究事務室に電話をしてみました。

(2018.4.16)

★今回の教訓:バス停の確認はバスの中ではなく一度実地に歩いて確認するべき(帰りは歩いてみました)
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